特許
J-GLOBAL ID:200903099406168516

アンチスキッド装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-073373
公開番号(公開出願番号):特開平5-238372
出願日: 1992年02月25日
公開日(公表日): 1993年09月17日
要約:
【要約】【目的】 2系統式液圧ブレーキ装置に設けられ、構成が簡単で、しかも4個の車輪を互に異なる態様で制御可能なアンチスキッド装置を提供する。【構成】 一次圧室60の液圧はポンプ104による作動液の供給とリザーバ106への排出とにより増減させられ、第一,第二二次圧室62,84の液圧が増減させられる。アンチスキッド制御時には、スリップが過大になった車輪のブレーキシリンダは二次圧室に連通させられて液圧が増減させられる。一方の系統の車輪のスリップが過大になったことにより第一,第二二次圧室62,84の液圧が減少するが、他方の系統の前輪は二次圧室との連通を遮断され、後輪は保持されることにより液圧の減少が回避される。
請求項(抜粋):
4個の車輪が2群に分けられ、各群の車輪の回転を抑制するブレーキシリンダがそれぞれ独立の系統の配管によりマスタシリンダの各加圧室に接続された2系統式液圧ブレーキ装置のアンチスキッド装置であって、それぞれピストンによって仕切られた一次圧室と二次圧室とを備えた一対の圧力伝達器と、それら圧力伝達器の一次圧室の液圧を共通に増減させる増減圧手段と、1系統毎に、前記マスタシリンダと、当該系統に属するブレーキシリンダと、前記2個の二次圧室のうちの一方との間に設けられ、少なくとも2個の電磁開閉弁を有し、当該系統に属するブレーキシリンダのすべてを前記マスタシリンダに連通させる第一状態と、当該系統に属するブレーキシリンダの少なくとも1個を前記二次圧室に連通させる第二状態とに切換え可能な切換え弁装置と、通常は前記切換え弁装置を第一状態に切り換え、前記1系統に属する2個の車輪の少なくとも1個のスリップ状態が適正状態を超えた場合に、その系統に属する前記切換え弁装置を前記第二状態に切り換えるとともに、前記増減圧手段を作動させ、前記4個の車輪のスリップ率を適正範囲に保つ制御手段とを含むことを特徴とするアンチスキッド装置。

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