特許
J-GLOBAL ID:200903099523659288

紙の塗工設備の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 村上 啓吾 ,  大岩 増雄 ,  児玉 俊英 ,  竹中 岑生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-190865
公開番号(公開出願番号):特開2007-007537
出願日: 2005年06月30日
公開日(公表日): 2007年01月18日
要約:
【課題】 人手を介することなく未然に断紙を防止して操業ロスと歩留まり低下を抑制することができる紙の塗工設備の制御装置を提供する。【解決手段】 紙3の張力に応じて張力補正部14が出力する張力補正値により主ロール1の周速度を制御する主駆動装置11と、補ロール2の回転駆動により、紙3に塗工液を付ける紙の塗工設備の制御装置で、制御判定部25は、張力補正値を検出する張力補正量検出部24の値と検出設定器23の張力補正量の限界値とを比較し、張力補正量が限界値以下の場合は主ロール1との負荷分担率の設定により補ロール2を制御し、張力補正値が限界値より大きくなった場合に、制御判別部25は制御選択部21に制御切替信号を出力して負荷分担率の制御からドルーピング付速度制御に切り替えるとともに、張力補正値を第2回転数制御部20に出力して補ロール2の回転速度を補正するものとする。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
主ロール及び補ロール、上記主ロールを駆動する主電動機及び上記主電動機を駆動する主駆動装置、上記補ロールを駆動する補電動機及び上記補電動機を駆動する補駆動装置を備えた塗工設備において、紙に張力を加え上記紙を上記主ロールと上記補ロールの間に加圧状態で通過させて上記紙に塗工液を付ける紙の塗工設備の制御装置であり、 上記紙に加える張力、上記主電動機の回転速度、上記補電動機の回転速度及び上記補ロールが上記主ロールに対して分担する負荷を設定し、 上記紙の張力、上記主電動機の回転速度、上記主駆動装置の主回路電流、上記補電動機の回転速度及び上記補駆動装置の主回路電流を検出し、 上記検出された上記紙の張力が上記設定した紙に加える張力に近づくように張力補正値を算出し、 上記設定した主電動機の回転速度と上記検出した主電動機の回転速度のフィードバック信号とに基づいて、上記算出した張力補正値に相当する補正すべき回転速度の大きさで補正した回転速度を上記主駆動装置に出力して上記主電動機の回転速度を制御するとともに、 上記紙と上記主ロールとの間に滑りがない状態の定常制御と上記算出した張力補正値が所定の閾値を超えた異常状態の制御とを切り替える制御切替手段を備え、 上記補駆動装置は、 上記定常制御において、 上記主駆動装置の主回路電流及び補駆動装置の主回路電流の信号により上記補ロールの負荷が上記設定された主ロールに対して分担する負荷に近づくような負荷分担率を演算し、上記設定された補電動機の回転速度と上記検出された補電動機の回転速度のフィードバック信号とに基づき補正された上記補電動機の回転速度と、上記演算した負荷分担率に相当する補正すべき回転速度の大きさとにより補正した回転速度を上記補電動機に出力して上記補電動機の回転速度を制御し、 上記異常状態の制御において、 上記設定された補電動機の回転速度と上記検出された補電動機の回転速度のフィードバック信号とに基づき補正された上記補電動機の回転速度と、上記閾値を超えた張力補正値と、上記補駆動装置の主回路電流とに基づき補正した回転速度を上記補電動機に出力してドルーピング付速度制御を行い、上記紙の速度に上記補ロールの周速度を合わせることを特徴とする紙の塗工設備の制御装置。
IPC (2件):
B05C 1/08 ,  D21H 23/56
FI (2件):
B05C1/08 ,  D21H23/56
Fターム (12件):
4F040AA22 ,  4F040AB04 ,  4F040AC01 ,  4F040BA23 ,  4F040CB11 ,  4F040CB14 ,  4F040CB37 ,  4L055CH11 ,  4L055DA09 ,  4L055DA17 ,  4L055FA22 ,  4L055GA19
引用特許:
出願人引用 (1件)

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