特許
J-GLOBAL ID:200903099536491556

クリストバライト強化された石英ガラス製品の製造方法およびその石英ガラス製品

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 順三 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-185776
公開番号(公開出願番号):特開平5-024870
出願日: 1991年07月01日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】【目的】 α-β結晶転位による損傷を受けないクリストバライトの形成により、高強度と耐熱衝撃特性を有すると共に優れた高温度特性を有する石英ガラス製品の製造技術を確立する。【構成】 少量の結晶化助剤を含む高純度の耐衝撃性石英ガラス製品は、失透することなく内部核生成部位に高濃度のクリストバライトを供給するために、そのガラスを植種および核生成することにより製造される。なお、優れた品質の高純度鋳込成形石英ガラス坩堝は、酸化アルミニウム前駆物質の超微粉粒子を使用して製造され、延伸石英ガラス製品は、クリストバライトの繊維状延伸脈を有するように製造される。
請求項(抜粋):
微細なガラス状シリカ粒子を含む耐熱性石英組成物を調製して、少なくとも10体積%の気孔率を有する多孔質シリカ体を成形し、このシリカ体を1400°Cを超える温度に加熱し、このシリカ粒子を焼結,融合して、高密度石英ガラスを形成し、このシリカ体は結晶化を制限し、かつ25°Cで少なくとも800kg/cm2 の破壊係数を示すガラスを提供するように加熱されており、そして、得られた耐熱性ガラス生成物をα-β結晶転位を経て、100 °C未満の温度に冷却することからなる耐熱性石英ガラス製品の製造方法において、前記耐熱性石英組成物は、クリストバライトの成長を促進する金属イオンを供給するためにこの組成物の全体に均一に分散する添加された結晶化助剤を含み、前記ガラス生成物は、この高濃度のクリストバライト核をこのガラスの全体に分散された核生成部位に供給するために均一に植種され、100 °C未満の温度から1400°Cを超える温度へのα-β転位を経た植種されたガラスの加熱により、クリストバライト核からクリストバライトへの成長をもたらし、優れた高温度特性を有するガラスを提供することを特徴とする耐熱性石英ガラス製品の製造方法。
IPC (2件):
C03B 20/00 ,  C03C 3/06

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