特許
J-GLOBAL ID:200903099557211430

等速自在継手の外輪

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松野 英彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-206413
公開番号(公開出願番号):特開平5-026250
出願日: 1991年07月22日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 外輪と内輪との間に動力伝達部材としてのボールと当該ボールを規制する環状のケージとを介装してなる等速自在継手においては、外輪の内面にボールが転動する数条の転走溝が刻設され、その表面は、高周波焼入れによる硬化層が形成されて、転動寿命が確保されている。しかるに、その転走溝の底面には、専ら引張り応力が繰り返し作用するので、外輪の小型軽量化と共に、転走溝の底面での強化が必要であった。【構成】 外輪1の転走溝2の全長にわたって、転走溝2の底面を除いて、転走溝2の側面と転走溝2間のケージ摺接面に高周波焼入れによる硬化層8を形成する。転走溝2の底面は内質部まで軟質であるから、割れ感受性が低く、転走溝2の底面での強靱化が図れる。
請求項(抜粋):
内面に数条の転走溝を有する外輪と、外面に同数条の転走溝を有する内輪と、当該外輪の内面に内包された内輪の当該転走溝と当該外輪の転走溝との間の空所に介在されたボールと、当該外輪内面と当該内輪外面との間に摺動回転可能に介在されてボールの当該転走溝内の転動を制御する環状のケージと、を主要な構成部材とする等速自在継手において、当該外輪は、当該転走溝の全長にわたって、当該転走溝の底面を除き、当該転走溝の少なくとも側面に高周波焼入れ硬化層が形成されていることを特徴とする等速自在継手の外輪。
IPC (2件):
F16D 3/24 ,  C21D 1/10

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