特許
J-GLOBAL ID:200903099557756916

耐水素脆化性高Ni基合金およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-209600
公開番号(公開出願番号):特開平7-003369
出願日: 1993年08月24日
公開日(公表日): 1995年01月06日
要約:
【要約】【構成】 重量%で、Fe: 2.5〜20%、Cr:10〜27%、Mo単独またはMoとW複合で: 3.0〜24% (但し複合の場合はW≦10%) を含有するNi基 (但しNi:60%以下) 合金組成を有し、かつ、この合金組成が原子%換算で、24.5%≦(Cr/52+Mo/96+W/184)/(Ni/59+Cr/52+Mo/96+W/184+Fe/56)≦35.3%64.7%≦(Ni/59+Fe/56)/(Ni/59+Cr/52+Mo/96+W/184+Fe/56)≦75.5%の条件を満足し、規則度 0.1〜0.5 の範囲内に規則変態させた耐応力腐食割れ性に加えて耐水素脆化割れ性にも優れた高Ni基規則合金。規則変態は、鋳造法または粉末成形法で所望形状に作製した高Ni基合金素材を 300〜600 °Cの範囲で5〜500 時間時効処理することにより行われる。【効果】 強度および靱性を保持したまま、耐応力腐食割れ性と共に耐水素脆化性が改善され、250 °C以下の過酷な腐食性環境下でも使用可能。
請求項(抜粋):
重量%で、C: 0.001〜0.05%、Si:0.50%以下、Mn:2.0 %以下、Fe: 2.5〜20%、Cr:10〜27%、Mo単独またはMoとW複合で: 3.0〜24% (但し複合の場合はW≦10%)Al:0.30%以下、P:0.010 %以下、S:0.0050%以下、N:0.050 %以下、残部Ni (但しNi:60%以下) と不可避的不純物、から成る合金組成を有し、かつ、この合金組成が原子%換算で、24.5%≦(Cr/52+Mo/96+W/184)/(Ni/59+Cr/52+Mo/96+W/184+Fe/56)≦35.3%64.7%≦(Ni/59+Fe/56)/(Ni/59+Cr/52+Mo/96+W/184+Fe/56)≦75.5%の条件を満足し、規則度が 0.1〜0.5 の範囲内にある、耐応力腐食割れ性に加えて耐水素脆化割れ性にも優れた高Ni基規則合金。
IPC (2件):
C22C 19/05 ,  C22F 1/10

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