特許
J-GLOBAL ID:200903099602614290

スペクトラム拡散通信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須山 佐一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-088980
公開番号(公開出願番号):特開平8-288928
出願日: 1995年04月14日
公開日(公表日): 1996年11月01日
要約:
【要約】【目的】 PN符号発生回路を増やすことなく多重通信を可能とした。【構成】 送受信機10の受信部150で受信不可能となったとき、同期検出回路130は、同期が確立できない情報を制御信号発生部160に送る。ここで位相を可変する制御信号を発生させて制御信号多重回路100に送り、情報信号とともに送受信機20へ送信する。受信部220には1つの送信信号が入力されるので受信同期がすぐに確立する。同期確立にともない復調された受信信号から、制御信号分離回路232は制御信号を分離し、位相制御部270に位相制御するよう信号を出力する。位相制御部270は、位相可変回路210bを制御しクロック信号を移相する。制御を受ける前と後では、送受信機20から送信されるPN符号に絶対位相差が生じ、送受信機10の受信点に到達する複数のPN符号間に相対位相差が生じる。PN符号間に1チップ以上の相対位相差があれば、送受信機10は受信同期が確立できる。
請求項(抜粋):
第1のPN符号によりスペクトラム拡散処理された送信信号を受信し、前記第1のPN符号に位相同期することによりスペクトラムの逆拡散処理を行い、逆拡散された前記受信信号を復調し、該復調信号が前記第1のPN符号に位相同期したか否かを検出して同期検出信号を出力する受信部と、前記受信部の同期検出信号に基づいて、受信同期を確立すべく相手送受信機に対してスペクトラム拡散処理用の第1のPN符号を位相可変させるための制御信号を生成する制御信号発生部と、送信用の情報信号に前記制御信号を多重し、第2のPN符号によってスペクトラム拡散処理を行い送信する送信部と、からなる第1の送受信機と、前記第1の送受信機でスペクトラム拡散処理された送信信号を受信し、前記第2のPN符号に位相同期することにより、スペクトラムの逆拡散処理を施して前記受信信号を復調し、該受信信号から前記制御信号を分離して出力する受信部と、前記受信部の分離された制御信号に基づいて、受信同期が確立できない相手送受信機の受信同期を確立すべくスペクトラム拡散処理用の第1のPN符号を位相可変するための位相制御信号を生成する位相制御部と、前記受信部のスペクトラム拡散復調手段に位相同期したクロックパルスで第1のPN符号を生成し、前記第1のPN符号により、送信用の情報信号にスペクトラム拡散処理を行い、送信する送信部と、からなる第2の送受信機と、前記第2の送受信機の前記受信部と前記送信部間に接続し、前記第1の送受信機の受信同期を確立すべく、前記第2の送受信機の前記位相制御信号に基づき、前記第1のPN符号の位相を可変する位相可変手段とを具備してなることを特徴とするスペクトラム拡散通信装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭60-148245
  • 特開昭55-038770
  • 特開昭60-148245
全件表示

前のページに戻る