特許
J-GLOBAL ID:200903099616434090
油圧緩衝器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-273668
公開番号(公開出願番号):特開平6-101735
出願日: 1992年09月17日
公開日(公表日): 1994年04月12日
要約:
【要約】【目的】 最小長側部分において縮み行程に際し、減衰力を小から大へ切換える一方、伸び行程ではその減衰力切換えの影響を受けることがない。【構成】 ピストン側ディスクバルブ7及び底部側ディスクバルブ14を有し、コントロールロッド16に、下室3とリザーバ室11とを連通するコントロールロッド内油通路19を設け、コントロールロッド内油通路19の開口部にオリフィス20を形成した。最小長側部分において縮み行程時に、まずオリフィス20及び底部側ディスクバルブ14が減衰力を発生し、コントロールロッド内油通路19の遮蔽後は底部側ディスクバルブ14が減衰力を発生するので、減衰力が小から大に切換わり、かつ伸び行程時には、コントロールロッド内油通路19の遮蔽状態に係わらずピストン側ディスクバルブ7を介した油液の流通が行なわれて減衰力を発生するので、前記縮み行程時の減衰力切換えの影響を受けることなく所定の大きさの減衰力を得られる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内を一方の油室と他方の油室に画成するピストンと、一端側が該ピストンに連結され他端側が前記一方の油室からシリンダ外に突出したピストンロッドと、該ピストンロッド内の軸方向に形成され一端側が前記他方の油室に開口した挿通孔と、前記ピストンまたはピストンロッドに設けられ、前記一方の油室と他方の油室との間の油液の流れを許容し少なくとも前記一方の油室から他方の油室への油液の流れに対し減衰力を発生するピストン部連通路と、前記他方の油室と接続され前記シリンダ内への前記ピストンロッドの進入または退出分の体積を補償するリザーバと、前記シリンダ内に設けられ前記リザーバと前記他方の油室の間を画成する画成部材と、該画成部材に設けられ前記他方の油室とリザーバとの間の油液の流れを許容し、他方の油室からリザーバ室への油液の流れに対してのみ減衰力を発生する画成部材連通路と、一端が前記ピストンロッド内の挿通孔に挿入可能とされ、他端が前記シリンダ側に固定されたコントロールロッドと、該コントロールロッド内部に設けられ一側が前記リザーバに開口し他側が前記コントロールロッドの前記固定端から所定距離離間した位置の側面に開口し、前記ピストンロッドの位置により連通遮断される油通路とからなり、前記挿通孔を介して前記一方の油室と他方の油室の間を連通する通路面積を常にゼロまたは一定としたことを特徴とする油圧緩衝器。
IPC (2件):
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