特許
J-GLOBAL ID:200903099679372558
マイコバクテリウム属菌を使用する、乳頭腫ウイルス感染症の治療
発明者:
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (1件):
金田 暢之 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-545545
公開番号(公開出願番号):特表2002-512969
出願日: 1999年04月29日
公開日(公表日): 2002年05月08日
要約:
【要約】乳頭腫ウイルスによって引き起こされた疾患を、感染した部位へマイコバクテリウム属菌の有効量を施用することによって治療する。特に、尖圭コンジロームはヒト乳頭腫ウイルス感染によって引き起こされる。数多くの治療療法では、これらの患者にしばしば再発性疾患が見出される。 BCG療法は、一次治療として、また、標準的な治療に反応しない、あるいは、その後再発した患者に使用する。急速な再発性を示す尿道外および尿道内尖圭コンジロームに罹っている6人の男性が、レーザ治療の後、BCG療法を受けた。BCGの外部施用および尿道内点滴注入を、1週間の間隔で6回行った。追跡調査には、尿道および膀胱の検査および内視鏡視診が含まれた。これらの患者はBCGの1つのクールを終え、尖圭コンジロームの再発はなかった。2人の患者がBCGの第2のクールを受け、そのうち1人が再発した。1人の患者は、陰茎水腫のため療法を中断した後に再発した。年間再発率は、BCG療法を行う前の3.2から、BCG療法を行った後の0.75にまで低下した(p<0.05、非有意性 2 %)。さらに、8人の男性は、角質溶解を促進するためのサリチル酸と共にクリームに含ませたBCGを使用した他は、同じ治療クールに従って、初めにレーザ治療を行うことなく一次療法としてBCG療法を受けた。8人の患者のうち6人は完全に回復した。BCGにより誘発された免疫反応が、尖圭コンジロームを持つ患者の再発率を低下させたと考えられる。
請求項(抜粋):
乳頭腫ウイルスによって引き起こされた病状を治療する方法であって、感染した部位へマイコバクテリウム属菌の有効量を施用することを含む方法。
IPC (7件):
A61K 35/74
, A61K 9/06
, A61K 31/60
, A61K 39/04
, A61P 13/00
, A61P 17/00
, A61P 31/20
FI (7件):
A61K 35/74 A
, A61K 9/06
, A61K 31/60
, A61K 39/04
, A61P 13/00
, A61P 17/00
, A61P 31/20
Fターム (47件):
4C076AA06
, 4C076AA12
, 4C076BB01
, 4C076BB22
, 4C076BB29
, 4C076BB31
, 4C076CC17
, 4C076CC18
, 4C076DD23
, 4C076DD29
, 4C076DD38
, 4C085BA09
, 4C085CC07
, 4C086AA01
, 4C086AA02
, 4C086DA17
, 4C086MA02
, 4C086MA04
, 4C086MA05
, 4C086MA13
, 4C086MA28
, 4C086MA43
, 4C086MA52
, 4C086MA57
, 4C086MA60
, 4C086MA63
, 4C086NA05
, 4C086ZA81
, 4C086ZA89
, 4C086ZB33
, 4C086ZC75
, 4C087AA01
, 4C087AA02
, 4C087BC29
, 4C087MA02
, 4C087MA13
, 4C087MA28
, 4C087MA43
, 4C087MA52
, 4C087MA57
, 4C087MA60
, 4C087MA63
, 4C087NA14
, 4C087ZA81
, 4C087ZA89
, 4C087ZB33
, 4C087ZC75
引用文献:
審査官引用 (3件)
-
Semaine des Hopitaux, 1988, 64(22), 1525-1528
-
Laryngoscope, 1982, 92(9 part 1), 971-975
-
Dermatologica, 1979, 158(2), 117-125
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