特許
J-GLOBAL ID:200903099721168915

航行物体までの距離検出装置および距離検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-078179
公開番号(公開出願番号):特開平11-271445
出願日: 1998年03月26日
公開日(公表日): 1999年10月08日
要約:
【要約】【課題】音波を発信することなく航行する船舶までの距離を検出し得る距離検出装置を提供する。【解決手段】船舶の航走音を海面下で受信する音波受信器11と、この音波受信器からの音波信号に1回および2回微分を施し音波受信器に対して船舶が最も接近する地点およびこの最接近位置に対して45度方向の地点を通過する時点を検出する測定位置通過時点検出部21と、上記音波信号の周波数スペクトル解析を行う周波数解析部22と、上記各通過時点および周波数スペクトル解析結果を入力して、ドップラー効果により生じる周波数のシフト量に基づき船舶の速度を求める速度計算部23と、2回微分された音波波形の最接近位置における値を検出する微分値検出部24と、この2回微分値と船舶の速度を入力して、最接近位置までの距離を計算する距離計算部25とから構成したもの。
請求項(抜粋):
海面または海中を航行する航行物体から発される航走音を海面下にて受信する音波受信器と、この音波受信器からの音波信号に1回および2回微分を施して音波受信器に対して航行物体が最も接近する地点を通過する第1通過時点およびこの最接近位置に対して45度方向の地点を通過する第2通過時点を検出する測定位置通過時点検出部と、上記音波受信器からの音波信号を入力して所定時間毎に音波信号の周波数スペクトル解析を行う周波数解析部と、上記測定位置通過時点検出部からの第1および第2通過時点並びに周波数解析部からの周波数スペクトル解析結果をそれぞれ入力して、ドップラー効果により生じる周波数のずれ量を求めるとともに、このずれ量から第2通過時点での航行物体の音波受信器方向での速度成分を求めた後、この速度成分から航行物体の進行方向での速度を検出する速度計算部と、上記2回微分された音波波形の第1通過時点における2回微分値および上記速度計算部により求められた速度を入力して、最接近位置までの距離を計算する距離計算部とから構成したことを特徴とする航行物体までの距離検出装置。
IPC (2件):
G01S 15/58 ,  G01H 5/00
FI (2件):
G01S 15/58 ,  G01H 5/00

前のページに戻る