特許
J-GLOBAL ID:200903099768684385

直流地絡検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-073145
公開番号(公開出願番号):特開平9-243697
出願日: 1996年03月05日
公開日(公表日): 1997年09月19日
要約:
【要約】【課題】 従来の角形ヒステリシス特性をもつ環状鉄心を応用した直流地絡検出装置は、微小地絡電流に対する感度が低く、小型化が難しいという問題がある。【解決手段】 環状鉄心12に、第1、第2の巻線13, 14を施すとともに、直流電路17を錯交させ、第1の巻線13に交流励磁電流を印加する励磁回路部18と、第1の巻線13の誘導起電力を直流地絡信号に変換する地絡判定回路部22と、第2の巻線14に正負交互に減衰する矩形波電流を印加する消磁回路部27と、第1、第2の巻線13, 14の接続を切替える切替え回路部41からなる。直流電路17の直流地絡に起因して環状鉄心12が直流励磁され、第1の巻線13の誘導起電力の半波幅を変化させる。地絡判定回路部22はこの半波幅を直流地絡信号に変換する。環状鉄心に残留磁気がある場合、第1の巻線13から第2の巻線14へ接続を切替え、消磁回路部27を動作させて消磁を行なう。
請求項(抜粋):
一つの環状鉄心に、第1の巻線および第2の巻線を施すとともに、負荷に電力を供給する往復の直流電路を錯交させた磁気回路部と、正弦波発振器、第1の抵抗および第1のコンデンサを直列接続した励磁回路部と、前記第1の巻線の誘導起電力を入力とし、正負判別回路、平滑化回路、レベル検知回路および出力回路を経て、地絡信号を出力する地絡判定回路部と、矩形波電圧を発生する矩形波発振器と、基準電源、スイッチ、第2の抵抗および第2のコンデンサを直列接続したコンデンサ充電回路と、前記第2のコンデンサの充電電圧の極性を反転する反転増幅器と、前記矩形波発振器の出力と前記第2のコンデンサの充電電圧との差分を増幅検出する第1の差動増幅器と、前記矩形波発振器の出力と前記反転増幅器の出力との差分を増幅検出する第2の差動増幅器と、前記第1の差動増幅器の出力から負側電圧を取り出す第1のダイオードと、前記第2の差動増幅器の出力から正側電圧を取り出す第2のダイオードと、これら2つのダイオードの出力を合成した電圧を増幅する増幅回路と、この増幅回路の出力電圧を電流に変換する第3の抵抗とからなる消磁回路部と、前記第1の巻線と前記励磁回路部との間の接続を入り切りする第1および第2のリレーと、前記第2の巻線と前記消磁回路部との間の接続を入り切りする第3および第4のリレーと、これら第1ないし第4のリレーを制御する制御器とからなる切替え回路部と、を備えることを特徴とした直流地絡検出装置。

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