特許
J-GLOBAL ID:200903099863063215

高溶融強度プロピレンポリマー、その製法及びその使用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-164314
公開番号(公開出願番号):特開平7-138430
出願日: 1994年07月15日
公開日(公表日): 1995年05月30日
要約:
【要約】【目的】 良好な溶融強度をもち押出被覆、塗膜形成、フィルム、発泡用組成物として有用なプロピレンポリマー材料の提供。【構成】 歪み硬化性伸長粘度及び増大した溶融強度をもち、通常固体でかつ高分子量であり、しかも非線状の、実質的にゲルを含まないプロピレンポリマー材料を構成する。この材料は、歪み硬化性をもたない、通常固体でかつ高分子量であり、しかも線状の、プロピレンポリマー材料を高エネルギー電離放射線で照射することによって製造される。
請求項(抜粋):
歪み硬化性伸長粘度及び増大した溶融強度をもち、通常固体でかつ高分子量であり、しかも非線状の、実質的にゲルを含まないプロピレンポリマー材料であって:(1) 本質的に:(a) 80〜99%のイソタクチック指数をもつプロピレンホモポリマー、又は(i) プロピレンとエチレン、(ii)プロピレン、エチレン及びCH2 =CHRαーオレフィン(式中、RはC(2-8) 直鎖又は枝分れアルキルである)、並びに(iii) プロピレンと上記(a)(ii) 中に規定したαーオレフィン、からなる群から選ばれるコポリマー(前記コポリマーは85〜99%のプロピレンを含み、80%を越え99%までのイソタクチック指数をもつ)、10〜50%、(b) コポリマーが(i) 55%を越えるエチレンを含むエチレンとプロピレン;(ii)1〜10%のαーオレフィン及び55%を越え98%までのエチレンとα-オレフィンとの両方を含むエチレン、プロピレン及び上記(a)(ii) 中に規定したαーオレフィン;並びに(iii) 55%を越え98%までの当該αーオレフィンを含むエチレンと(a)(ii) 中に規定したαーオレフィン、からなる群から選ばれ、示差走査熱量測定(DSC)により約20〜60%の結晶化度をもつ半結晶性でかつ、本質的に線状のコポリマー部分(そのコポリマーは室又は周囲温度でキシレン中に不溶性である)、5〜20%、及び(c) (i) コポリマーが20%から40%未満までのエチレンを含むエチレンとプロピレン;(ii)αーオレフィンが1〜10%の量で存在し、存在するエチレンとαーオレフィンの量が20%から40%未満までであるエチレン、プロピレン及び(a)(ii) 中に規定したαーオレフィン;並びに(iii) 20%から40%未満までのαーオレフィンを含み、場合により0.5〜10%のジエンを含むエチレンと(a)(ii) 中に規定したαーオレフィン、のコポリマーからなる群から選ばれるコポリマー部分、前記コポリマー部分は周囲温度でキシレン中に可溶性であり、1.7〜3.0dl/gの固有粘度をもち、エチレン単位又は前記αーオレフィン単位あるいはともに組成物中に存在するときにエチレン及び前記αーオレフィン単位の全量は15〜35%である、40〜80%、からなり、(b) 及び(c) 部分の全量が、全オレフィンポリマー組成物を基にして、約65〜80%であり、(b)/(c) の重量比が0.1〜約0.3であり、(b+c)中のエチレン又はC(4-8) αーオレフィンあるいはそれらの組み合わせの全量が50%未満であるプロピレンポリマー組成物;並びに(2) 本質的に:(a) 90%を越え99%までのイソタクチック指数をもつホモポリマーポリプロピレン、あるいは85重量%を越えるプロピレンを含み、85%を越え94%までのイソタクチック指数をもつエチレン、CH2 =CHRオレフィン(式中、Rは炭素数2〜6のアルキル基である)、又はそれらの組み合わせとの結晶性プロピレンコポリマー、10〜60重量部;(b) 50%を越えるエチレン含量をもち、室温でキシレン中に不溶性である、エチレン及びプロピレンを含む結晶性ポリマー部分、8〜40重量部;(c) 場合により少部のジエンを含み、室温でキシレン中に可溶性であり、40〜70重量%のエチレンを含む無定形エチレンープロピレンコポリマー部分、30〜60重量部、からなるプロピレンポリマー組成物、からなる群から選ばれるプロピレンポリマー材料。
IPC (2件):
C08L 23/16 LCY ,  C08J 3/28 CES

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