特許
J-GLOBAL ID:200903099903971659

塩化ビニル系重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊丹 健次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-208983
公開番号(公開出願番号):特開平10-036407
出願日: 1996年07月18日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 重合安定性に優れ、フィッシュアイなどの品質に優れた塩化ビニル系重合体の製造方法を提供する。【解決手段】 (a)温水と塩化ビニル系単量体とを同時か又は温水を僅かに先に仕込み、(b)上記単量体の仕込み開始と同時に、油溶性開始剤、水溶性高分子分散剤の水溶液を仕込み、(c)前記水溶性高分子分散剤は部分ケン化ポリ酢酸ビニル0.01〜0.04重量部と水溶性乳化剤及び/又は油溶性乳化剤0.0001〜0.005重量部(いずれも単量体100重量部に対し)からなり、(d)前記(b)工程を前記(a)工程の操作時間の40%以内に終了する。
請求項(抜粋):
塩化ビニル単量体、又は塩化ビニルと共重合し得る単量体と塩化ビニル単量体との混合物(以下、両者を塩化ビニル系単量体と記す)を水性媒体中で、油溶性開始剤、水溶性高分子分散剤を用いて懸濁重合するに際し、(a)脱気した重合器に脱気された温水と、塩化ビニル系単量体とを同時に又は温水を僅かに早く仕込み、(b)塩化ビニル系単量体の仕込み開始と同時に、油溶性開始剤、水溶性高分子分散剤の水溶液をそれぞれ専用計量ラインを通じて、それぞれ塩化ビニル系単量体ライン、温水ラインに導入して仕込み、(c)前記(b)工程に使用される水溶性高分子分散剤の水溶液が、(1)部分ケン化ポリ酢酸ビニルと、(2)水溶性乳化剤及び油溶性乳化剤よりなる群から選ばれる少なくとも1種の乳化剤とを組み合わせた分散剤系であり、(1)の部分ケン化ポリ酢酸ビニルの使用量が、塩化ビニル系単量体100重量部に対して0.01〜0.04重量部であり、(2)の乳化剤の使用量が、塩化ビニル単量体100重量部に対して0.0001〜0.005重量部であり、(d)前記(b)工程の操作を前記(a)工程の操作時間の40%以内に終了することを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
IPC (3件):
C08F 2/20 MBK ,  C08F 2/00 MAH ,  C08F 14/06 MKA
FI (3件):
C08F 2/20 MBK ,  C08F 2/00 MAH ,  C08F 14/06 MKA
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭57-005704
  • 特開平4-149204
  • 特開平1-172407
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