特許
J-GLOBAL ID:200903099950844371
相乗的安定剤混合物
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-210590
公開番号(公開出願番号):特開平9-031456
出願日: 1996年07月22日
公開日(公表日): 1997年02月04日
要約:
【要約】【課題】酸化、熱および光誘発性崩壊に対する有機材料の安定剤を提供する。【解決手段】2種の特定のポリアルキルピペリジン誘導体からなる相乗的安定剤混合物、および該安定剤混合物と有機材料とからなる組成物。例えば以下の成分a-1と、成分b-1とからなる安定剤混合物。【化1】
請求項(抜粋):
以下の成分a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)およびl)とからなる群からの少なくとも2つの異なる化合物よりなる安定剤混合物であって、成分a)は式I【化1】(式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキルで置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基を表し;n1 は1、2または4を表し;n1 が1である場合、R2 は炭素原子数1ないし25のアルキル基を表し;n1 が2である場合、R2 は炭素原子数1ないし14のアルキレン基を表し;n1 が4である場合、R2 は炭素原子数4ないし10のアルカンテトライル基を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分b)は式II【化2】〔式中、R3 およびR7 は、互いに独立して、水素原子または炭素原子数1ないし12のアルキル基を表し;R4 、R5 およびR6 は、互いに独立して、炭素原子数2ないし10のアルキレン基を表し;X1 、X2 、X3 、X4 、X5 、X6 、X7 およびX8 は、互いに独立して、式III【化3】(式中、R8 は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、-OHおよび/または炭素原子数1ないし10のアルキル基で置換されたフェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基上-OHおよび/または炭素原子数1ないし10のアルキル基で置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表すか。)で表される基で表すかまたは式IV:【化4】(式中、R9 およびR10は、互いに独立してR1 に対する定義と同じ意味を表す。)で表される基を表す。〕で表される化合物の少なくとも1種であり;成分c)は式V【化5】(式中、X9 、X10およびX11は、互いに独立して式III で表される基を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分d)は式VI【化6】(式中、R11、R13、R14およびR15は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、-OHおよび/または炭素原子数1ないし10のアルキル基で置換されたフェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基、フェニル基上-OHおよび/または炭素原子数1ないし10のアルキル基により置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表すか、または式IVで表される基を表し;R12は炭素原子数2ないし18のアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基または炭素原子数1ないし4のアルキレンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基を表すか、あるいはR11、R12およびR13は、それらが結合している窒素原子と一緒に5ないし10員の複素環を形成するか、またはR14およびR15は、それらが結合している窒素原子と一緒に5ないし10員の複素環を形成し;n2 は2ないし50の数を表し;ならびに基R11、R13、R14およびR15の少なくとも1種は式IVで表される基を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分e)は式VII【化7】(式中、R16は炭素原子数1ないし10のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルキル基で置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、炭素原子数1ないし10のアルキル基で置換されたフェニル基を表し;R17は炭素原子数3ないし10のアルキレン基を表し;R18はR1 に対する定義と同じ意味を表し;n3 は1ないし50の数を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分f)は下式VIIIa【化8】(式中、n4'、n4 " およびn4"' は、互いに独立して、2ないし12の数を表す。)で表されるポリアミンと塩化シアヌルとの反応により得られる生成物と、下式VIIIb【化9】(式中、R19は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基または炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基を表す。)で表される化合物とを反応させることにより2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル基を含むトリアジン誘導体を得て、次にこのトリアジン誘導体中に存在する2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル基を反応させて式VIIIc【化10】(式中、R20は上記R1 に対して定義されたと同じ意味を表す。)で表される基を形成させることによって得ることのできる生成物を表し;成分g)は式IX【化11】(式中、R21およびR26は、互いに独立して、直接結合または基:-N(Y1 )-CO-Y2 -CO-N(Y3 )-を表し;Y1 およびY3 は、互いに独立して、水素原子または炭素原子数1ないし8のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基または式IVで表される基を表し;Y2 は直接結合または炭素原子数1ないし4のアルキレン基を表し;R22はR1 に対して定義された意味を表し;R23、R24、R27およびR28は、互いに独立して、水素原子、炭素原子数1ないし30のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基またはフェニル基を表し;R25は水素原子、炭素原子数1ないし30のアルキル基、炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基、フェニル基、炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基または式IVで表される基を表し;およびn5 は1ないし50の数を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分h)は式X【化12】(式中、R29は炭素原子数1ないし24のアルキル基を表し;およびR30はR1 に対して定義された意味を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分i)は式XI【化13】(式中、R31はR1 に対して定義された意味を表し、およびn6 は2ないし50の数を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分j)は式XII【化14】(式中、R32およびR33は一緒になって炭素原子数2ないし14のアルキレン基を表し;R34は水素原子または基:-Z1 -COO-Z2 を表し、Z1 は炭素原子数2ないし14のアルキレン基を表しおよびZ2 は炭素原子数1ないし24のアルキル基を表し;およびR35はR1 に対して定義された意味を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分k)は式XIII【化15】(式中、R36、R37、R38、R39およびR40は、互いに独立して、直接結合または炭素原子数1ないし10のアルキレン基を表し;R41はR1 に対して定義された意味を表し;n7 は1ないし50の数を表す。)で表される化合物の少なくとも1種であり;成分l)は式XIV【化16】〔式中、X12、X13およびX14は、互いに独立して、式XV【化17】(式中、Aは式III で表される基を表す。)で表される基を表す。〕で表される化合物の少なくとも1種である;安定剤混合物。
IPC (5件):
C09K 15/30
, C08L 67/02 LNZ
, C08L 71/02 LQC
, C08L 79/04 LRA
, C08L 83/08 LRY
FI (5件):
C09K 15/30
, C08L 67/02 LNZ
, C08L 71/02 LQC
, C08L 79/04 LRA
, C08L 83/08 LRY
引用特許:
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