特許
J-GLOBAL ID:200903099965366867

並列処理環境下における排他制御方式及び同方式のためのプログラム媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上村 輝之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-268428
公開番号(公開出願番号):特開平10-161892
出願日: 1997年10月01日
公開日(公表日): 1998年06月19日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 並列処理環境下において、リーダライタロックのような排他制御が必要なインスタンスへのアクセスの効率化及び高速化を図る。【解決手段】 排他ロック開始処理部3は、処理単位(ライタ)7に呼び出されると、排他ロック開始条件変数15がノンシグナル状態であればライタを待機させ、シグナル状態で排他ロックを開始する。排他ロック終了処理部4は、排他ロック開始条件変数又は共有ロック条件変数16をシグナル状態にして、ロックを終了する。共有ロック開始処理部5は、処理単位(リーダ)8に呼び出されると、共有ロック開始条件変数がノンシグナル状態であればリーダを待機させ、シグナル状態で共有ロックを開始する。共有ロック終了処理部4は、排他ロック開始条件変数又は共有ロック条件変数をシグナル状態にして、ロックを終了する。排他ロック要求と共有ロック要求が競合した場合、前者が優先される。
請求項(抜粋):
並列処理環境下で複数の処理単位を排他的に制御するための方式において、シグナル状態とノンシグナル状態をもち、初期的にはノンシグナル状態であり、シグナル状態になったとき、待機している処理単位が有れば当該待機している処理単位が処理を再開した後に、また、待機している処理単位が無ければ直ちに、ノンシグナル状態に戻る条件変数と、ロックの開始を要求する第1の処理単位に応答して、前記条件変数がシグナル状態になるまで前記第1の処理単位を待機させ、その後、前記条件変数がシグナル状態になったとき、前記第1の処理単位に処理を再開させるために、前記第1の処理単位のためのロックを開始するロック開始処理手段と、ロックの終了を要求する第2の処理単位に応答して、前記条件変数をシグナル状態にし、前記第2の処理単位のためのロックを終了するロック終了処理手段とを備えた排他制御方式。

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