特許
J-GLOBAL ID:200903099973041560

フィルターユニットを製造するための方法及びその方法により製造されたフィルターユニット

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-012826
公開番号(公開出願番号):特開平5-345105
出願日: 1993年01月28日
公開日(公表日): 1993年12月27日
要約:
【要約】【構成】 吸着性の成形体8′の形のフィルターユニット10の製造方法で、活性炭の粒状体と、粒状で熱可塑性の有機結合剤を乾燥して混合する。乾燥した混合物を型に入れ、圧縮する。空気の流入を著しく阻止して型内の混合物を結合剤の可塑領域以上の温度に加熱する。この温度を乾留及び結合剤の部分的なコークス化が生ずるまで保つ。次に成形体8′を冷却して型から出す。吸着体8′は流入側4と流出側6の多孔性の支承壁の間に詰められ、これらの支承壁は吸着体8′に密着して接続している。支承壁は焼成体として構成でき、機械的な微細フィルターとして作用させても良い。【効果】 製造された濾過物用の流入側3と流出側5とを有するフィルターユニット10は、吸着体8′内で吸着剤の粒状体が、乾留され部分的に開放孔状にコークス化された微小孔のある有機結合剤の残り構造内に固定される点で優れる。
請求項(抜粋):
【請求項01】 ガス及び液体透過性で吸着性の成形体の形をしたフィルターユニットを製造するための方法において、-吸着剤、特に活性炭の粒状体と、粒状で熱可塑性の有機結合剤とを乾燥して混合し、-乾燥した粒状の混合物が型の中に入れられ、型の中で圧縮され、-空気の流入を著しく阻止して、型内の混合物を本質的に結合剤の可塑性領域以上の温度に加熱し、結合剤の乾留及び少なくとも部分的なコークス化が生じる程度に保ち、そして-そうして形成された成形体を冷却後型から取り出すことを特徴とする方法。【請求項02】 結合剤として高分子量のポリエチレンを使用することを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項03】 結合剤顆粒を使用し、その粒状体が複数の開いた微小孔を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の方法。【請求項04】 結合剤を吸着剤と混合する前に、結合剤顆粒と細かな塵埃の石炭との予備混合が行われることを特徴とする請求項3に記載の方法。【請求項05】 成形体にその濾過物流入側で表面積を広げるために溝形状の凹部を設けることを特徴とする請求項1から請求項4のうちの1項に記載の方法。【請求項06】 吸着性の成形体の少なくとも濾過物流入側に、機械的な微細フィルターとして多孔性の支承壁を取り付けることを特徴とする請求項1に記載の方法。【請求項07】 支承壁を焼成体として作ることを特徴とする請求項6に記載の方法。【請求項08】 型から取り出した吸着体を支承壁の形を決める第二の型の中に入れ、焼成可能な顆粒と共に満たし、この顆粒をそれ自身と吸着体と共に焼成することを特徴とする請求項7に記載の方法。【請求項09】 焼成可能な顆粒のために熱可塑性のプラスチック、特にポリエチレンを使用することを特徴とする請求項8に記載の方法。【請求項10】 濾過物流入側(3,13)と濾過物流出側(5,15)とを備える成形体の形状をした吸着体(8,8′,18)とを有し、この成形体が吸着剤の相互に結合された粒状体、特に活性炭から出来ているような、請求項1による方法により製造されたフィルターユニットにおいて、吸着剤の粒状体が、乾留され少なくとも部分的に開いた孔状にコークス化され、微小孔を備える有機性の結合剤の、その結合剤の残留構造体内に固定されていることを特徴とするフィルターユニット。【請求項11】 結合剤の残留構造体が、吸着剤の粒状体の間でマクロ孔を開放させる粒度を備えていることを特徴とする請求項10に記載のフィルターユニット。【請求項12】 吸着体(8)の濾過物流入側(13)が溝(7)又は別の凹部によって増大されていることを特徴とする請求項10に記載のフィルターユニット。【請求項13】 吸着体(8,8′,18)が、流入側及び流出側のそれぞれ密着して接続している多孔性の支承壁(4,6;14,16)との間で捕捉されており、その際少なくとも流入側の支承壁(4,14)が機械的な微細フィルターとして形成されていることを特徴とする請求項10に記載のフィルターユニット。【請求項14】 吸着体(8)がほぼ円筒形を成しており、端面側に接続する支承壁(4,6)でもって管形状のケーシング(2)により取り囲まれていることを特徴とする請求項13に記載のフィルターユニット。【請求項15】 吸着体(18)がほぼ中空円筒形又は中空円錐形を成しており、支承壁(14,16)が外側乃至は内側に接続する外筒管に成っていることを特徴とする請求項13に記載のフィルターユニット。【請求項16】 少なくとも流入側の支承壁(4,14)が焼成体であることを特徴とする請求項13から請求項15のうちの1項に記載のフィルターユニット。【請求項17】 焼成体(4,14)が熱可塑性プラスチック、特にポリエチレンの顆粒から出来ていることを特徴とする請求項16に記載のフィルターユニット。【請求項18】 顆粒粒状体が微小多孔性であることを特徴とする請求項17に記載のフィルターユニット。【請求項19】 吸着体(8′,18)が少なくとも流入側の支承壁(4,14)と共通の接触面で結合されていることを特徴とする請求項13に記載のフィルターユニット。【請求項20】 吸着体(8′,18)が少なくとも流入側の支承壁(4,14)と焼成されていることを特徴とする請求項16から請求項19のうちの1項に記載のフィルターユニット。【請求項21】 濾過物流入側(3,13)が流入側の支承壁(4,14′)の所で溝(27)又は別の凹部によって大きく成っていることを特徴とする請求項13に記載のフィルターユニット。【請求項22】 流入側の支承壁(14′)には元への戻し洗浄媒体を通すための内側通路(28)が設けられていることを特徴とする請求項13に記載のフィルターユニット。
IPC (4件):
B01D 39/00 ZAB ,  B01D 15/00 101 ,  B01D 39/14 ZAB ,  B01D 53/04 ZAB
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭48-090058
  • 特表平2-504124
  • 特開昭61-268314

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