特許
J-GLOBAL ID:200903099989914660

抗菌性重合体およびこれを含有する抗菌剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原 謙三
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-295227
公開番号(公開出願番号):特開平8-151310
出願日: 1994年11月29日
公開日(公表日): 1996年06月11日
要約:
【要約】【構成】 抗菌性重合体は、重合体中のマレイン酸成分の割合が20モル%以上であり、かつ、上記マレイン酸成分が有する全カルボキシル基の40%以上が銀塩である。重合体の分子量は 1,000〜1,000,000 の範囲内である。マレイン酸銀の生成は、赤外吸収スペクトルを測定し、波数1390cm-1および1560cm-1付近にカルボン酸塩のC=O伸縮振動に由来する特性吸収を確認すると共に、蛍光X線分析によって重合体における銀の含有量を測定することにより、確認することができる。【効果】 抗菌性重合体は、例えば緑膿菌やMRSA(メチシレチン耐性黄色ブドウ球菌)等に対する抗菌効果を発揮するために有効な抗菌力を長期間にわたって安定的に持続することができる。即ち、抗菌性重合体は、銀イオンを効率的に徐々に放出する性質(いわゆる、徐放性)を備えており、従って、抗菌効果の持続性に優れている。
請求項(抜粋):
重合体成分としてマレイン酸銀を含有することを特徴とする抗菌性重合体。

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