研課題
J-GLOBAL ID:200904000644420786  研究課題コード:0450021596 更新日:2004年01月19日

低質量X線連星系の降着流の研究

Study on accretion flow of low mass X-ray binary star system
実施期間:2002 - 2002
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (2件):
研究概要:
低質量X線連星は,磁場の弱い中性子星もしくはブラックホールと,晩期型星(低質量星)との近接連星系である.伴星からの質量降着によってX線を放射しており,銀河系内では,最も明るい部類のX線天体である.低質量X線連星では,降着流が磁場等に影響されることがないので,降着円盤の構造や物理状態を探るのに適している.近年,マイクロクェーサーと呼ばれるブラックホール連星では,降着円盤が移流優勢状態に遷移し得ることがわかってきた.同様の現象は,特異な中性子星連星であるラピッドバースターでも示唆されている.そこで,移流優勢降着円盤が中性子星連星でも一般に出現するのか,降着円盤からの輻射のスペクトル形状を手がかりに,「あすか」のデータを使って探索を行なった.しかしながら,移流優勢円盤の存在を示すデータは見つからなかった.この結果は,何が降着円盤の状態遷移を引き起こすのか考える上で重要である.

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