研課題
J-GLOBAL ID:200904004196016869  研究課題コード:9910000522 更新日:2001年03月30日

ヒト消化器癌の細胞分化 器官培養法を用いた腸上皮化生分離腺管の細胞動態の解析

Cellular differentiation of digestive cancers: Analysis of cellular dynamics of metaplastic separate ducts in intestinal epithelium using organ culture methods
実施期間:1997 - 1999
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (8件):
研究概要:
腸上皮化生腺管を細胞分化の面から解析し,胃腸混合(GI)型と腸単独(I)型に分類されることを報告してきた。今回は化生腺管の細胞動態の検索を目的とし,器官培養下で増殖細胞の標識と腺管分離法を併用し化生の意義を考察した。当センター病院で外科的に切除された新鮮材料より幽門部粘膜を採取し,注射筒内でBrdU添加RPMI1640培地と酸素を加え2気圧に加圧し,37°Cで1時間培養した。その後腺管分離法により単離した胃腺管の10%緩衝ホルマリン固定スメア標本を作製し,抗BrdUモノクローナル抗体を用いて免疫染色した。同時に,胃型・腸型の細胞分化マーカーによる粘液・免疫組織化学的染色も重染色した。標識細胞は,GI型化生腺管のうち幽門腺が残存するタイプではpitと幽門腺の境界部に,またGI型で幽門腺の消失したタイプとI型では,腺底部に存在した。芽出や異常分岐を示す腺管では,分岐部に標識細胞を認める場合があった。本方法により分裂細胞の同定が可能であった。さらに腺管分離法を併用することで,化生腺管における分裂細胞の局在が3次元的に把握でき,GI型とI型双方における細胞動態の異常と両者の違いが明確に示された。
研究制度: 経常研究

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