研課題
J-GLOBAL ID:200904007014925264  研究課題コード:6000001474 更新日:2007年12月14日

VNTR法によるSalmonella Enteritidisの遺伝子型解析

実施期間:2005 - 2006
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (7件):
研究分野 (1件): 細菌学(含真菌学)
研究概要:
Salmonella Enteritidis は,鶏卵を原因食品とする食中毒起因菌として知られており,最近,全国的に本菌による食中毒が多発している。パルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE法)は,食中毒発生時の原因食品や原因施設を特定するための有効な手段として広く使用されているが,今回は,PFGE法を補完するため,もしくはPFGE法に代わる方法として分離株間の相違を数値として確認できるVariable Number of Tandem Repeat法(VNTR法)について有効性を検討した。【研究成果】SE PT4株のゲノムの塩基配列からTR部位を14ヵ所選定し,その部位を増幅するプライマーを設計し、SE患者由来株20株についてPCRを試み、増幅サイズに変動がみられた4種類のPCR系をVNTR型別に使用した。VNTR型別では、数bpのサイズの差を識別する必要があるので、遺伝子解析システムやキャピラリー電気泳動装置を用いてTR反復数を計測することが多いが、今回はPCRの増幅サイズをできるだけ小さくすることとアガロースゲル電気泳動法の条件を工夫することで、一般のゲル電気泳動法によりTR反復数を測定することに成功した。1992年以降に分離されたSE 55株(食中毒患者由来 24株、散発下痢症患者由来 25株、養鶏場関連 6株)について、PFGE法とVNTR型別により分子疫学的解析を実施した。PFGE法(制限酵素:Bln I)では32パターン(17株は同一パターン)に分類されたが、VNTR型別では13型(34株は同一型)にしか分類されず、VNTR型別はPFGE法に比べ識別能力が劣っていた。しかし、PFGE法で同一パターンとなった17株はVNTR型では4型に分類されたので、VNTR型別をPFGE法の補助として用いる価値はあるものと思われた。
キーワード (3件):
VNTR法 ,  Salmonella Enteritidis ,  PFGE法
プロジェクト代表研究者 (1件):
  • 川森 文彦
研究制度: 経常研究

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