研課題
J-GLOBAL ID:200904010098391813  研究課題コード:9911004408 更新日:2001年03月30日

DNA合成酵素の遺伝子に関する研究 ショウジョウバエMAPキナーゼ系とJAK/STATカスケードの相互作用

Study on genes for DNA synthetic enzymes.
実施期間:1998 - 1999
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (6件):
研究概要:
哺乳類細胞において,JAK/STATカスケードはサイトカインや増殖因子からのシグナル伝達にとって必須であることが知られている。最近,ショウジョウバエのJAK/STATカスケードを構成するHOP/DSTATが同定され,これとMAPキナーゼ系の相互作用が示唆されている。我々は,MAPキナーゼ系の構成因子であるDrafをコードするD-raf遺伝子の転写プロモーターにDSTATの結合配列を見いだした。ゲルシフトアッセイによって,ショウジョウバエ培養細胞の抽出液にこの結合配列に特異的に結合する活性が存在することを見いだした。また,UVクロスリンク法によって,結合する因子のサイズがDSTATとほぼ同じであることを証明した。この活性は,脱リン酸化酵素の阻害剤であり,DSTATを活性化することが知られるvanadate-peroxideで細胞を処理すると増加した。さらに,D-raf遺伝子のプロモーター活性が,HOPとDSTAT発現により促進され,この促進が,DSTAT結合配列を通じてもたらされることを見いだした。これらの結果は,HOP/DSTATカスケードがD-raf遺伝子の転写を促進することによりMAPK系を活性化させることを示す。
研究制度: 経常研究

前のページに戻る