研課題
J-GLOBAL ID:200904011652185020  研究課題コード:9910002312 更新日:2010年10月13日

衛星通信による地震観測テレメタリングシステム

Earthquake telemetering system using a communication satellite
実施期間:1998 - 0
実施機関 (2件):
実施研究者(所属機関) (3件):
研究分野 (1件): その他
研究概要:
地震学における観測の重要性は言うまでもない。近年利用可能になった衛星通信の利点を生かして,地震観測に必要な即応性,耐災害性,機動性,広域性の満たす大規模な地震観測網システムが,1996年度に稼動し始めた。このシステムはさらに衛星通信の同報性をも生かして,リアルタイムにデータを研究者間に流通させることも可能にした。「全国の地震観測波形データの流通強化」と「移動(臨時)地震観測の高度化」を目的として,地震予知研究における微小地震観測を担う全国の大学(北大・東北大・東大・名大・京大・九大等)によって導入されたこのシステムは,世界で初めての大規模な衛星通信地震観測網である。離島を含む日本全国をカバーする静止衛星JC-SAT3号を利用し,地球局設備は,約200局の送信局(観測点),正副2局の中継局,25局の送受信局(研究拠点)からなる。地震研究所はこれら送信局・送受信局のうちの約1/3を保有するとともに,中継局としての役割を果たしている。全国の各観測点から口径75cm程度のアンテナで発信された地震波形データは,いったん大型設備をもつ中継局で全点分を1回線に集約されたのち,今度は全国の研究拠点へ向けて再び発信される。この2ホップ方式により,全国の多数の送信・受信設備は小型簡易なものですみ,しかも日本中の地震波形データを全国の研究者がリアルタイムに共同利用できる,という地上回線では実現不可能だった観測/データ流通システムができた。今後,大学の特性を生かした観測研究に対応する,機動的かつ柔軟な観測システムとして活用されることが期待されている。
キーワード (10件):
地震観測網 ,  地震予知 ,  微小地震観測 ,  静止衛星 ,  地震波形データ ,  2ホップ方式 ,  リアルタイム ,  共同利用 ,  観測 ,  データ流通システム
研究制度: 経常研究

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