研課題
J-GLOBAL ID:200904014280895652  研究課題コード:0550028448 更新日:2005年03月23日

X線分光観測による中性子星からのX線と相互作用する星風の研究

実施期間:0 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (7件):
研究概要:
X線と物質との相互作用の際に,放出される二次X線は,その場の物理状態を反映し,観測されるX線スペクトル中に様々な輝線など特徴的な構造を作る.我々は中性子星と大質量の連星系内部の物質の電離構造,分布,星風のダイナミクスを「チャンドラ」による分光観測結果を元に研究した.X線連星GX301-2の観測からは,初めて鉄の蛍光輝線に伴うコンプトンショルダーを発見した.このコンプトンショルダーはX線光子と物質との間の相互作用を直接反映すると考えられ,理論的に予言されていたが,実際に観測されたのははじめてである.また,Vela X-1では光電離プラズマからの様々な電離度の輝線を観測するとともに,ドップラーシフトを検出した.こうした観測結果を定量的に探るために,モンテカルロ法に基づいた新しい解析手法を開発した.この手法は,非対称な物質分布,連続的に変化する密度,電離状態を扱い,モンテカルロ法でX線光子の輸送過程を一つ一つ追い,そこからのX線スペクトルを再現するものである.このコードをVela X-1とGX301-2に適用することで,ライン比,ドップラーシフトの他,コンプトンショルダーなどの研究を行った.
プロジェクト実施機関 (1件):
  • (A089001000)

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