研課題
J-GLOBAL ID:200904016783524212  研究課題コード:0550028411 更新日:2005年03月23日

地球磁気圏境界面近傍での地磁場脈動現象に伴う低温多成分イオンの観測と太陽風パラメータとの相関に関する研究

実施期間:0 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (4件):
研究概要:
「GEOTAIL」では従来観測出来なかったエネルギーの低い熱的イオンが,地磁気脈動現象により大きな速度成分を持つ事で,「GEOTAIL」のプラズマ観測器でたびたび検出されている.これらはしばしば明確な多成分エネルギー分布を呈し,これらは,太陽風起源のプロトン以外に電離圏起源であることを示す酸素やヘリウムのイオンの混合イオンであることが分かってきた.一般に,これらの熱的イオンのエネルギーは搭載用プラズマ分析器のエネルギー範囲や衛星電位よりも低く測定は困難であるが,太陽風と磁気圏の相互作用により,磁気圏境界面で励起され内部磁気圏まで伝播する長周期磁力線振動運動により,衛星静止系ではプラズマバルク速度が数十km/sになる為,検出エネルギー下限を越えて観測されるという現象として解釈される.2000年の太陽活動極大期以前の1996~1998年ではまだ太陽活動がそれほど活発ではなく電離圏からのイオン流出も少ない為,このような多成分イオンの観測頻度は非常に限られていたが,1999,2000年と太陽活動度が増大すると観測頻度が高くなり,磁気圏への電離圏プラズマの供給が増加したと解釈される.しかも月別に太陽風パラメータと比較すると,太陽風速度と電離圏起源の熱イオンの観測頻度が相関関係にあるという傾向が最近の統計的研究により示されつつある.今後の「GEOTAIL」による長期観測は,この様な太陽活動度・太陽風パラメータと磁気圏プラズマの供給過程の明確な相関関係を,より明らかにしていくと期待される.
プロジェクト実施機関 (1件):
  • (A089001000)

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