研課題
J-GLOBAL ID:200904017516879695  研究課題コード:9910000580 更新日:2004年11月05日

がん細胞の転移能獲得機構の解明 ヒト肺癌細胞株による新たな転移モデル系の確立と転移関連遺伝子群の解析

Elucidation of metastasis ability obtaining mechanism of cancer cell: Establishment of new metastasis model system by human lung cancer cell strain, and analysis of gene group related to metastasis
実施期間:1997 - 2004
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (3件):
研究概要:
癌遺伝子や癌抑制遺伝子に関する研究の飛躍的な進展により、「癌は遺伝子の病気」として発癌のメカニズムが解明されつつあるが、癌に対する治療を困難にしている転移の分子機序に関する知見は未だ乏しい。ヒト非小細胞性肺癌細胞株(大細胞癌)NCI-H460のin vivo selectionによって樹立したNCI-H460-LNM35(LNM35)は、マウス皮下移植によって腋窩リンパ節と肺へ100%の確率で安定した自然転移を生じる世界初のヒト肺癌細胞株であり、既報の転移関連分子についての検討では、LNM35でcyclooxygenase2(COX-2)発現の増加を検出したのみであった。未知の遺伝子群を含む他の癌転移関連遺伝子群の単離・同定を目指して、LNM35からin vivo細胞運動能と浸潤能ならびにin vivo転移性の異なる低転移性リバ一夕ントクローン等を新規に樹立し、microarray法を用いた遺伝子発現の網羅的比較・検討を進めつつある。現在までの解析の結果、各リバ一夕ントクローンと各低転移性亜株に比べてLNM35で炎症性サイトカイン、一部のケモカインの発現先進が共通して検出され、炎症性サイトカインとその細胞内シグナル伝達系がLNM35の浸潤1転移過程へ関与していることが示唆された。
研究制度: 経常研究

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