研課題
J-GLOBAL ID:200904021302481322  研究課題コード:0350010458 更新日:2003年12月15日

高度苗立ち性水稲直播品種の緊急開発

Urgent development of rice species with excellent growth sowed directly
実施期間:2002 - 2006
研究概要:
水稲直播栽培は,今後の大幅な低コスト化,省力化のためには必須の技術である。現在,極一部の農家で行われており,規模拡大や春先の労働緩和のために役立っているが,一般栽培として広く普及してはいない。その要因の一つとして,適当な直播用品種がないことがあげられる。北海道において,直播用品種としては「はやまさり」(昭63,上川農試),「きたいぶき」(平5,上川農試)が育成されたが,食味が「きらら397」に劣るため,現在は殆ど作付けされていない。直播用品種としては移植兼用の「ゆきまる」が用いられているが,食味レベルが「きらら397」並であり,「ほしのゆめ」クラスの良食味品種が求められている。現在,奨決材料の中には「上育440号」「上育442号」「上育444号」等々「ほしのゆめ」クラスの良食味系統が育成されてきている。しかし,直播栽培を安定化するためには今後,低温苗立ち性の向上が求められることとなる。そのためには外国稲等の低温苗立ち性(初期耐冷性)の遺伝資源を早期に道内品種に取り込む必要がある。グリーンバイオ研究所は,有用変異の作出,葯培養,遺伝子操作等のバイオ技術を持ち,加えて低温苗立ち性に優れる交配母本の集積がある。グリーンバイオ研究所のバイオ技術およびこれら母本を活用しつつ,上川農試が持つ収量,品質,食味検定技術を併せる共同研究の構築により早期に低温苗立ち性が優れる品種の育成が期待できる。「緑育PL 1」程度の高度苗立ち性を有し,「ほしのゆめ」並の良食味品種を早急に開発する。(上川農試)

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