研課題
J-GLOBAL ID:200904022539283610  研究課題コード:0250005546 更新日:2003年12月15日

廃棄物に係るダイオキシン類等分析の体系化に関する研究

Research about systematization of the analysis methods, such as dioxin concerning wastes
実施期間:2000 - 2002
研究概要:
1.廃棄物中POPs等の分析方法の検討1PBDEsについては、内部標準物質を使用し底質試料で分析方法を確認し、またオンカラム法HRGC-ECD法を検討し、高感度迅速分析法として測定条件を確立した。NBDEについてはクリーンアップ法の改善で、廃棄物試料中高臭素化PBDEの高感度迅速分析法として有用な方法となり得ると考えられた。2有機塩素系農薬では、HRGC/LRMS法の高感度化を検討し、廃棄物試料を対象にした分析方法とすることが出来た。3有機スズ化合物ではエチル化してHRGC/LRMS法により定量する方法を検討し、プラ製品に適用して各有機スズ化合物を1~2ng/gの定量下限で測定する手順を確立出来た。2.臭素系ダイオキシン(DXN)類等の調査分析方法の検討1難燃剤含有廃プラ等の試料調整過程での変化の検討、廃プラ試料中の臭素・塩素化DXNの分析法検討、臭素化ベンゼン及びフェノールの光分解調査と測定方法の検討、PBDEs標準物質及び各種実試料におけるPBDEs異性体詳細分析、PBDE、PBBs、TBBPAの測定方法の調査を行なった。3.廃棄物処理に係るDXN類簡易分析に関する検討1小型焼却炉用採取装置の設計、試作、試験を実施し、公定法準拠の採取装置と測定結果に有意差がないことを確認した。2公定法における塩酸処理、ソックスレ-抽出及び液-液抽出の各工程を一工程にまとめた簡易還流抽出法を焼却飛灰の実試料を用いて検討し、簡易分析技術としての利用が可能なことを確認した。4.DXN類分析方法の高感度・高精度化に関する検討1C18逆相ディスクを用いた検討で、ガラス繊維ろ紙及び四弗化エチレン製ろ紙を組合わせたろ紙系を検討し、多量のSSを含む環境水に対応可能な万能ろ紙系を開発した。2ガラス繊維ろ紙とSUS製繊維ろ紙を組合せたPUFPを用いた積層フィルタを開発し、ろ過性能試験を行い、一般的なSS濃度レベルの環境水では、本積層フィルタの採用でフィルタ交換頻度の大幅削減が達成でき、分析結果からも公定法と同等もしくはより高感度・高精度の測定を行えることが実証できた。3既存DXN類採取装置を改良し、2倍量の吸引までは達成可能であることが確認出来た。5.イムノアッセイ(IA)等の適用に関する検討1時間分解蛍光免疫測定法、AhIA法、BA法の両方法での測定値で、公定法によるDXN類TEQ濃度との相関が認められ、簡易的なスクリーニング法として、これらの手法が適用可能であることが確認された。2AhIA法、BA法のいずれの方法で得られた結果からも、Ahレセプタに依存する毒性の評価が可能であり、機器分析法では把握が困難なレセプタに結合して、毒性を発現する化学物質の測定や、多数の類似化学物質の総合的な毒性評価に有効なことが確認できた。6.DXN類等代替物質による簡易分析法の検討1ごみ焼却設備の排ガス中のDXN類の代替計測として、TCPをオンラインリアルタイムに計測できるDXN前駆体モニタを用いた試験で、DXN低減剤の投入量とTCP濃度に高い相関が得られた。2揮発性全有機ハロゲン化合物(TVOX)について、オンラインモニタの製作検討を行い、実用レベルであることを確認した。
キーワード (9件):
廃棄物処理施設 ,  POPs ,  臭素系ダイオキシン類 ,  ダイオキシン類分析法 ,  簡易測定法 ,  イムノアッセイ ,  簡易分析法 ,  高感度 ,  高精度
研究制度: 科学研究費補助金
研究所管省庁:
環境省
研究予算: 2002年度: 16,819(千円)

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