研課題
J-GLOBAL ID:200904032825219399  研究課題コード:9910000520 更新日:2004年09月27日

消化器癌発生の実験的研究 MNU誘発マウス腺胃癌の濃度差による病理像の変化

実施期間:1997 - 1999
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (3件):
研究概要:
我々はN-methyl-N-nitrosourea(MNU)誘発マウス実験腺胃発癌モデルを確立し,マウス腺胃癌の細胞分化について検討してきた。今回,MNUの濃度および投与期間と,発癌率と発生する癌の組織像との関連性を検討した。異なる濃度のMNUを理論上投与量が同じになるように投与期間を設定し,6週令雄マウス100匹を4群(1群:240ppmを隔週10週,計5週,2群:120ppmを隔週20週,計10週,3群:60ppmを連続20週,4群:30ppmを連続40週)に分けMNUを飲水投与し,50週において屠殺し胃の病理学的検索を行った。各群のMNU総摂取量は1群:11.2mg,2群:11.9mg,3群:19.8mg,4群:23.8mgであった。担癌率は,1群:69.6%,2群:33.8%,3群:25.0%,4群:22.2%,組織型について未分化型癌が占める割合は,1群:26.1%,2群:6.7%,3群:8.3%,4群:0%であった。MNU誘発マウス腺胃癌においてMNUの総投与量を同じにした場合,低濃度のMNUを長期間投与するよりも高濃度を短期間投与する方が癌発生率が高く,なおかつ発生した癌の中で未分化型癌の比率が高くなる傾向が認められた。
研究制度: 経常研究

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