研課題
J-GLOBAL ID:200904035282779711  研究課題コード:0250002109 更新日:2003年02月12日

宇宙研平行X線光源を用いたX線光学系の研究

Research on X-ray optical system using parallel X-ray source of Space Research Institute
実施期間:2000 - 2000
研究概要:
宇宙研では衛星搭載用X線望遠鏡を始めとし,各種のX線光学系の特性を平行X線光源を用いて評価している。2000年度には特に,炭素K輝線(44オングストローム)に合わせて設計した直入射逆望遠鏡の特性を測定した。主鏡は口径20cmの球面鏡で副鏡が補正を入れた非球面鏡の組み合わせのカセグレン方式となっている。その焦点をX線発生器に置くことで,広がった平行なX線光源を作ろうと言うものである。逆望遠鏡としての平行度は期待どおりのものであったが,鏡面の散乱が強いことが分かった。実際の望遠鏡に照射したところ,得られた焦点面像の中心はシャープで望遠鏡の像のコアを良く反映していたが,半径3分角より外側では散乱によるテールが大きく見えていることが分かった。結像のコアの測定評価に限定すれば十分利用の価値がある。2000年度の測定の柱は,気球実験(InFOCμS計画:田原(名大)を筆頭にして37ページに報告あり)用硬X線望遠鏡の特性試験である。「ASTRO-E」搭載X線望遠鏡と同じ口径で8mの焦点距離を持った光学系である。これを現状の4.5-4.75mの焦点距離用システムで特性を測定するため,望遠鏡より検出器をゆっくり動かす方式を採用した。これにより,擬似的に8mの焦点距離の像を得ることに成功した。測定は40keVまでの連続X線を当て,CdZnTeもしくはNaIシンチレータで集光強度を検出することで,有効面積を求めた。また8keVではCCDを用い,結像性能を測定した。今後は10keV以上の硬X線領域での撮像システムの開発が必要である。
研究制度: 経常研究
研究所管省庁:
文部科学省

前のページに戻る