研課題
J-GLOBAL ID:200904037778578042  研究課題コード:6000000517 更新日:2007年05月09日

X線分光観測による銀河間高温物質の探査

実施期間:0 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (8件):
研究分野 (1件): その他
研究概要:
最近,明るい銀河中心核のスペクトル中に高電離酸素吸収線が発見され,それが“ダークバリオン”の候補である銀河間高温物質(WHIM)による可能性が示唆されている.我々は近傍の銀河団の外側の銀河間高温物質を検出する目的で,その背景にあるクエーサーを観測する研究を進めている.これまでに,おとめ座銀河団およびかみのけ座銀河団の向こう側にあるクエーサーのX線スペクトルの精密観測を「XMMニュートン」に搭載されている回析格子を用いて行なったが,2005年度はかみのけ座銀河団の再観測が行われた.かみのけ座銀河団については,背景天体にネオンの吸収線が観測され,同時に周辺領域からネオンの輝線放射も観測された.この結果から,かみのけ座銀河団周辺に数百万度の高温ガスが存在することが明らかになり,その密度や視線方向への広がりの大きさへの制限が得られた.さらに,「すざく」を用いて銀河団周辺の酸素輝線の探査を行った.その結果,これまでの観測比べると低い輝線強度の上限値が得られた.これは,かみのけ座銀河団の観測とは矛盾しないものであった.
研究制度: -

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