研課題
J-GLOBAL ID:200904046279146106  研究課題コード:0350012168 更新日:2004年01月19日

次世代硬X線,ガンマ線検出器の開発

Development of next generation hard X-ray and gamma ray detector
実施期間:2001 - 2001
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (4件):
研究概要:
テルル化カドミウムはNaIシンチレータをこえる阻止能力を持った新しい半導体検出器である。われわれは,ここ数年,電極と半導体の界面の物理を詳しく考察することによって,きわめて優れたエネルギー分解能をもつダイオード検出器を単素子のレベルで実用化する事に成功し,国内でははじめて,また,世界にさきがけて細かなピッチのCdTeピクセル検出器の試作,また2次元ピクセル読み出し用VLSIの開発を行ってきた。本年度は,21.5mm角(厚さ0.5mm)というこれまでにない大面積CdTeダイオード検出器の試作を行った。検出器は非常に優れた一様性を示し,大容量にもかかわらず,エネルギー分解能2.7keV(FWHM)を得ることができた。宇宙観測に用いるために,25Gにもおよぶ振動や音響試験を行うとともに,150MeVの陽子ビームを用いた試験を行い,放射線損傷が起こらない事を確認,さらにアクティベーションの効果について試験をおこなった。この検出器をガンマ線観測に応用するために,新しい概念として,多層に積み上げ,独立に読み出す検出器を考案して,実際に40層もの検出器を完成させ,5MeVまでのガンマ線の検出器として動作することを実証した。
研究制度: 経常研究
研究所管省庁:
文部科学省

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