研課題
J-GLOBAL ID:200904047739209604  研究課題コード:0450021048 更新日:2003年12月15日

脳循環代謝に関する基礎研究 ラットとレーザードプラ血流計による脳循環代謝の基礎研究

Studies of basis in cerebral circulation and metabolism: Relationship between LCBF and field potentials by hind stimulation in rat
実施期間:2002 - 0
研究概要:
1996年から2000年まで展開した科学技術振興事業団の「脳活動に伴う二次信号の計測とその発生機序」プロジェクト研究の最終時期の研究が論文としてまとまってきた。主に,脳血管拡張に関する一酸化窒素やサイクロオキシンの関与を検討した研究である。NOS抑制剤の影響を検討した研究では,過酸素血症下でのラット体性感覚野の誘発脳血流量がNOS抑制剤で低下することを示した。また,サイクロオキシゲナーゼに関する研究ではサイクロオキシゲナーゼ阻害剤がサイクロオキシゲナーゼ経路を経由して正常炭酸ガス分圧下および過剰炭酸ガス分圧下で誘発脳血流量の大きさを調節していることを証明した。同様にサイクロオキシゲナーゼ阻害剤のインドメサシンとロフェコキシブの効果を検討したが,いずれも誘発脳血流量を低下させた。2001年から学術振興会科学技術特別研究員の嬉研究員がそれまでの松浦研究員の体性感覚野刺激と誘発脳血流量に関する研究を引き続き進めてきた。ラットの下肢を様々な周波数頻度でに電気刺激した時,体性感覚野の脳血流変化をレーザードプラー血流計で,誘発電位をタングステン電極で計測した結果,血流変化量と神経活動との直線関係が周波数依存的に変化することが分かった。これまで,松浦が示してきた神経活動に対応する局所電位積算量と脳血流量の間の線形性が刺激周波数に依存して変化するという新しい知見を明らかにした。

前のページに戻る