研課題
J-GLOBAL ID:200904048548109878  研究課題コード:0150002281 更新日:2001年01月31日

易分解性有機物による堆肥の品質評価

Quality estimation of livestock excrements compost using content of easy dissolved organic matter.
実施期間:0 - 1999
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (4件):
研究概要:
1.堆肥を無機物(灰分)と有機物に区分し、さらに有機物は、飼料の品質評価に用いられるデタージェント繊維分析方法により、難分解性有機物(酸性デタージェント繊維)と易分解性有機物(それ以外の有機物)に区分した。その結果、各成分の割合は、各畜種生ふん、水分調整資材、各種堆肥で異なっていた。 2.家畜ふん堆肥では、堆肥化が進むに伴って易分解性有機物は減少し、灰分は増加した。難分解性有機物は、易分解性有機物の減少に伴い一旦増加し、その後易分解性有機物が30%まで減少した時点から減少しはじめた。そこで、易分解性有機物30%が、堆肥化における易分解性有機物分解から難分解性有機物分解への変曲点と考えられる。 3.易分解性有機物が30%以下になるのに、牛ふんで約100日、豚ぶんで約200日、鶏ふんで約150日かかった。オガクズで水分調整した豚ぶんは、牛ふんと同様に約100日で30%以下となった。 4.堆肥を土壌に施用した時発生する炭酸ガス量は、堆肥の易分解性有機物と正の一次相関関係を示した(r=0.905)。 5.易分解性窒素の全窒素に対する割合は、堆肥化が進むに伴って低下し、難分解性窒素の割合が増えた。 6.易分解性窒素は易分解性有機物と正の一次相関関係を示した(r=0.863)。 7.可給態窒素は易分解性窒素と正の一次相関関係を示した(r=0.726)。また、全窒素とも正の一次相関関係を示した(r=0.846)。 8.従来の堆肥熟度判定法と易分解性有機物の関係を調べた。堆肥の水抽出液の透視度は、易分解性有機物が30%以下になった時点から急激に上昇した。また、堆肥の硝酸態窒素も易分解性有機物が30%以下になった時点から出現し始めた。 9.灰分は、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウムのそれぞれと正の一次相関関係を示した。 10.堆肥を易分解性有機物、難分解性有機物、灰分で区分することにより、堆肥の品質評価が可能となった。この区分により、堆肥の肥料的、土壌改良的特徴を推測し、堆肥の使用方法や施用量を決められる。
研究制度: -

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