研課題
J-GLOBAL ID:200904054301532689  研究課題コード:0650033319 更新日:2006年02月17日

人の感性をベースにした音と匂いに関する新指標の提案

実施期間:2005 - 2005
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (1件):
研究概要:
私たちが刺激として受け取るさまざまな現象は、「大きい」「高い」「濃度」といった人の感覚と対応関係が比較的はっきりしている物理量(dB、Hz、p.p.m)によって評価されることが多い。しかし、人の感じ方は刺激の量だけでなく質によっても大きく変化することから、物理量の大小だけで判断する現状の評価は適切とは言えない。近年、「癒し」「使いやすさ」といった言葉が日常的に用いられているが、その根拠は曖昧である。これは、ヒトの生体反応や心理評価をふまえた結果をモノの評価に反映させるという重要な視点が抜け落ちているため、また、物理量とこれらの関連性について明確な基準が存在しないためである。本研究では音と匂いに注目し、感覚と刺激量との関連性を検討した上で、刺激に対する人の反応に関して有効な測定・分析方法を確立する。さらに、生理面、心理面、物理面の各変量が相互にリンクした新たな指標の構築を目的とする。研究手順は、(1) 刺激音や刺激臭が生体に及ぼす影響について、被験者の脳波や心電図を計測しその変動を分析する。(2) 刺激環境下における心理状態について官能評価を行う。(3) 刺激量と生理反応および官能評価との関連性を検討する。年齢や個性を越えて刺激に対する共通の傾向を見出すことができ、汎用性のある指標が提示できれば、メーカーにとって、人の感じ方に考慮したより良い製品開発のためのツールとしてこの成果を活用することが可能であり、ユーザーとのギャップを埋めることにもつながる。さらに、種々の産業製品に対して「快適性」のような漠然とした表現を補完する尺度として、新たな展開が期待できる。
キーワード (4件):
聴覚 ,  生体信号計測 ,  心拍数 ,  官能評価
研究制度: -

前のページに戻る