研課題
J-GLOBAL ID:200904060935908045  研究課題コード:0250005385 更新日:2003年12月10日

次世代研究探索プログラム(人文・社会科学と自然科学の融合編)

Research on advanced research in the field of the humanities & social science fuse into natural science
実施期間:2001 - 2002
研究概要:
本調査研究は,人文・社会科学と自然科学の融合領域において,次世代に向けて重要になる研究テーマ並びにその担い手を発掘するために実施された。そのような取組みがなぜ今必要なのであろうか。その理由としては以下の内容が考えられる。20世紀は,科学技術の爆発的進歩により現代文明が発展し,人類の福祉と社会生活の利便性の飛躍的向上がもたらされた反面,大量破壊兵器の存在,人口増加・開発と工業化による地球環境の変化など,科学技術の負の側面により人類の存続をも脅かされることとなった世紀である。また,近年において,原子力事故,ロケット打ち上げ失敗等が重なり,科学技術プロジェクトの進め方や社会との関係,危機管理のあり方などについて様々な問題提起がなされている。このような状況の下,国においても科学技術と人間社会との関係がよく認識され,平成11年度「科学技術白書」においては科学技術と社会の関係が主題に取り上げられるほか,科学技術会議においては平成11年1月に「21世紀の社会と科学技術を考える懇談会」が発足し平成12年11月24日に最終報告書が取りまとめられた。科学技術と人間社会との関係が深まりを増すなかで,従来の学問の細分化から統合へ,新しい学問領域の開拓へという方向が,今後の科学技術政策の要になろうとしている。とりわけ従来独立して発展してきた自然科学と人文・社会科学の融合という視点は21世紀の科学技術のあり方に大きな方向を与えるものとなると考えられる。従来から,学際的分野の振興,異分野の交流が国や学会の努力によって進められてきたのであるが,今後は更に自然科学と人文・社会科学という最も対極的な学問領域を対象として,その融合,統合化を図っていくことが求められることになる。このようなアプローチは斬新的なものであり,また従来の我が国の学問・研究体制の特質から欧米に比して著しく遅れていることは否めない。本調査研究は,社会的な現状に関心を持つ自然科学系の研究者や,自然科学の動向に関心を持つ人文・社会科学系の研究者の動向や見通しについて調査を行うことにより,我が国の科学技術の新しい方向性を検討する資料とするものである。
キーワード (3件):
文理融合研究 ,  社会技術 ,  プロブレム・オリエンティッド
研究制度: 経常研究

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