研課題
J-GLOBAL ID:200904062032749695  研究課題コード:0150003099 更新日:2002年12月24日

無機系吸着材を凝集助剤とした排水中の有害イオンの沈殿処理(ホウ素イオンの除去)

Precipitation treatment of toxic ions in wastewater by inorganic adsorbent as coagulation auxiliary agent
実施期間:2000 - 2001
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (3件):
研究概要:
環境庁は平成11年3月22日,水質汚濁防止法及び地下水の水質汚濁に係る環境基準の一部改正を告示した。これにより,フッ素0.8mg/l,ホウ素1mg/l,硝酸性窒素及び亜硫酸性窒素10mg/lの環境基準が決定した。表面処理業は,前処理剤,めっき薬品,さらにはpH調製剤としてこれらを多く使用しているが,現在設置している中和凝集沈殿装置だけでは規制値をクリアするに困難である。従って,新たな処理法を導入せざるを得なくなる。一般に,フッ素,ホウ素は,排水中には,陰イオンとして存在し,強酸性陰イオン交換樹脂によって除去されることは既に分かっている。しかし,これらのイオンはイオン交換樹脂に対する親和力が強く樹脂の再生はほとんどできない。また,イオン交換樹脂法は設備設置費も高く,ランニングコストも嵩み業界にとっては非常に不利である。一方,排水中のフッ素は,カルシウム塩添加物での処理では最高6mg/lまでしか除去できないこと,また,フッ素,ホウ素(ホウフッ酸イオンとして)については,既に火山灰土壌,アパタイト等の無機系吸着材で良好に吸着除去されることが分かっている。しかしながらこれらを吸着材として導入すると最終的にはスラッジ(汚泥)量が増加し,有害物を含んだ廃棄物の処分に問題を残す。そこで,本研究において12年度は,ホウ素に対し,現状の中和凝集沈殿法に前述の無機系吸着材を凝集助剤としてのみ添加するだけで,新たな処理施設を設置することなく,しかもランニングコストの増加を抑えた処理法の確立を目的とする。
研究制度: 経常研究

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