研課題
J-GLOBAL ID:200904062054143847  研究課題コード:0450021603 更新日:2004年01月19日

オーロラ加速領域近傍での電場生成機構に関する研究

Study on electric field generation mechanism in the neighbor of aurora acceleration domain
実施期間:2002 - 2002
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (1件):
研究概要:
地上で観測されるオーロラアークは,上空から降り込んでくる電子が大気と衝突することで発生する.電子はオーロラ加速領域における上向き沿磁力線電場を経験して地球方向に加速され,オーロラアークを形成する.即ち,オーロラアークの生成過程の解明には,オーロラ加速領域の電場生成機構を探ることが必須である.そのためにいくつかの理論が提唱されているが,電場の発生機構,成長時間,持続時間等,解明されていないことは多い.そこで我々は高度3000~10000kmに存在するオーロラ加速領域を飛翔しているあけぼの衛星のデータを用いて電場生成機構の研究を行っている.あけぼの衛星に搭載されている低エネルギー粒子計測器(LEP)の供給する速度分布関数の中で,定常電場下では生成されないBi-streaming electron conicsと呼ばれる特徴的な分布がしばしば観測されている.解析とシミュレーションを行った結果,Bi-streaming electron conicsは磁気圏起源の電子が衛星上空の時間的に成長する電場を経験した際に,生成されうることが解った.つまり,Bi-streaming electron conicsが観測された場合,上空に時間的に成長する加速電場が存在する可能性があることを示している.さらにシミュレーションによって得られた電場の成長時間スケールは,数ある電場生成機構の中から候補を限定できると考えている.

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