研課題
J-GLOBAL ID:200904065917932470  研究課題コード:9800038324 更新日:2001年11月14日

原子核の理論的研究

Theoretical study of atomic nuclei
実施期間:1995 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (1件):
研究概要:
原子核のバルクな性質を調べるために、絶対零度における一様等方核物質の一核子当たりのエネルギーを、変分法で求める。我々の変分法では、スピン・アイソスピン依存の構造関数に対する必要条件を自動的に満足するような近似的エネルギー表式を作る。それを解析的に変分する事によりオイラー・ラグランジュ方程式が得られ、十分に最小化されたエネルギーが求められる。この変分法を核物質に適用する場合、核力の非中心力成分(テンソルカ、スピン・軌道力など)を取り扱えるように、理論を拡張する必要がある。これまでの研究で、非中心力成分を考慮する事により核物質の束縛エネルギーが実験値よりはるかに大きくなってしまう事、高次の補正項を導入しても、定量的に十分な改良が得られないだけでなく、解の安定性自体にも問題が生じる事、さらに、非中心力相関が非常に長い尾を持つ事が解った。そこで我々は、非中心力相関が長い尾を持たないようにパラメータを一つ導入し、その値を調節する事で、核物質の束縛エネルギーと飽和密度の両者を実験値に合わせる事に成功した。
キーワード (6件):
非中心力 ,  スピンハミルトニアン ,  変分法 ,  構造関数 ,  原子核理論 ,  原子核模型
研究制度: 経常研究

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