研課題
J-GLOBAL ID:200904074355694049  研究課題コード:0450025936 更新日:2004年12月09日

淡水底泥棲息昆虫ユスリカを用いた環境評価系の開発

実施期間:1999 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (1件):
研究概要:
現在、日本に広く分布するユスリカを用いて化学物質からのストレスに対する応答機構を解析し、殺虫剤への耐性化機構を解明するための研究を行っている。ここ数年間において、国立環境研究所との共同研究を行い、環境指標生物に指定されているユスリカの幼虫(淡水底泥中に生息)を用いて鋭敏な化学物質応答遺伝子の検索を行った。まず、化学物質曝露を行ったユスリカ、及び野外から採取したユスリカにおけるヒートショック蛋白質HSP70とその構成型ホモローグHSC70の発現を調べたところ、特定の化学物質に対して短期的、または長期的な応答性を示した(Yoshimiら、2002)ことより、HSC70因子が環境影響評価に用いることができる可能性を示した。さらに、ユスリカに殺虫剤・カドミウム等の環境汚染物質を研究室レベルで曝露し、化学物質に応答する遺伝子群をDifferential display法により網羅的に検出した。さらに、化学物質曝露において応答した遺伝子群をユスリカcDNAライブラリーよりクローニングした結果、リボソーム蛋白の一種と、ショウジョウバエでは気管に発現する細胞表面の接着分子であった。 これら遺伝子がどのような経路で化学物質応答に関わるか、まずはユスリカ幼虫における発現部位を確かめるため、in situ hybridization法を用いて解析中である。また、遺伝子操作の難しいユスリカに代わり、線虫における遺伝子knockdown(RNAi)法を用いて、これら因子の機能解析を進めている。
キーワード (1件):
ユスリカ Chironomus 環境影響評価 殺虫剤 内分泌攪乱化学物質
研究制度: 科学研究費補助金
研究所管省庁:
文部科学省
研究予算: 2004年度: 2,400(千円)

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