研課題
J-GLOBAL ID:200904074877096753  研究課題コード:6000000844 更新日:2007年05月11日

小型高機能衛星 INDEX の開発

実施期間:0 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (23件):
研究分野 (1件): その他
研究概要:
小型衛星INDEXは,先進的な小型衛星技術の軌道上実証と,オーロラ現象の理学観測の目的をもった重量70kgの小型3軸姿勢安定衛星である.2005年8月24日に,ロシアのドニエプルロケットによりバイコヌール宇宙基地より打上げられた.現在までのところすべての搭載機器が順調に稼動している. 近年の科学衛星計画は長期化し,予算規模が大きくなり,打上げ頻度が確保できなくなっている.このため,新規工学技術や理学観測の軌道上実証や実施が,困難になってきている.この弊害を改めるために,低コストで,比較的短期間で実施できる,先進的な小型衛星を用いて工学,理学研究を行なうことが必要である. INDEX衛星は,このような目的をもった先進的な小型衛星であり,70kgの重量の中に3軸姿勢安定機能を実現している.高速プロセッサーによる統合化衛星制御,薄膜反射器を用いた太陽集光型パドル,リチウムイオン電池の搭載,超小型GPS受信機,可変放射率素子,小型高性能な光ファイバージャイロなどの軌道上試験を行う事を目的としている.衛星メーカーに依存せずに衛星開発ができる体制を整備した結果,衛星開発費は約4億円にすぎない. 軌道上の成果としては,統合化衛星制御系は宇宙放射線の影響によるビット誤りがあってもそれを多数決論理により修正した予期通りの動作を行なっている.姿勢制御系は,軌道上で0.05°の姿勢指向制御を実現できている.これは,100kg以下の小型衛星としては類をみない高精度な姿勢制御性能である.電源系及び超小型GPS受信機も正常に軌道上で機能している. 理学観測ミッションとして理学委員会に公募選定された「オーロラの微細構造の観測」は,オーロラを3波長のカメラで高速撮像し,同時にオーロラを引き起こす電子,イオンの粒子計測を高い時間分解能にて実施する科学観測を行なうものである.これらの観測ミッションは軌道上にて,極域上空のオーロラの3色画像を時間分解能8Hz,空間分解能1km程度で動画撮像できている.これらのデータによりダイナミックに変化するオーロラの発火現象の成因に迫るべくデータ解析を行なっている.
研究制度: -

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