研課題
J-GLOBAL ID:200904079529717932  研究課題コード:0350010441 更新日:2002年12月09日

テンサイ褐斑病菌のDMI剤に対する感受性モニタリング試験

Monitoring test of sensibility of germs of brown spot disease for beet against DMI agent
実施期間:2002 - 2004
研究概要:
てんさいの主要病害である褐斑病は,多発すると茎葉が枯死し,収量の低下をもたらす。現在,道内におけるてんさい栽培品種は,そのほとんどが本病に対して罹病性であり,薬剤による防除が不可欠となっている。本病に対する防除薬剤は,効果の高いDMI剤が基幹薬剤となっているが,本剤は多くの作物病原菌で感受性低下菌または耐性菌の出現が問題となっている。このため,褐斑病に対する薬剤防除場面においても,本剤に対する感受性低下を未然に防ぐため,北海道では他剤とのローテーション散布を指導してきた。しかし,近年,一般ほ場からDMI剤に対する感受性低下菌の出現が報告され,多発圃場ではこの分離頻度が高い事例も見られたことから,防除効果への影響が危惧されている。一方で,他作物病害の事例では,DMI剤に対する感受性低下速度は緩慢で,感受性菌と比較して環境への適応度が低いことから,散布薬剤を適切に選択することにより,感受性低下菌の密度を本剤の実用可能なレベルに制御できることが示唆されている。本試験では,道内における褐斑病菌のDMI剤に対する感受性の実態と,感受性低下菌発生条件における薬剤の防除効果および防除体系の違いによる感受性低下菌密度の変動を明らかにし,感受性低下菌の密度を低いレベルに抑制可能な薬剤散布方法を検討する。(十勝農試)

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