研課題
J-GLOBAL ID:200904079794691503  研究課題コード:9910000527 更新日:2003年10月28日

細胞接着・細胞間相互作用と癌の発生・浸潤・転移 白血球系細胞における細胞接着糖鎖シアリルLexの分布と分子種および合成系路

実施期間:1997 - 1999
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (5件):
研究概要:
以前より我々は,白血球系細胞のセレクチンリガンド,シアリルLexに多様性があり,特にヘルパーメモリーT細胞には,古典的抗シアリルLex抗体で検出されず,一部の抗シアリルLex抗体でのみ検出されるvariant型シアリルLexが発現する事を報告してきた。今回,従来variantシアリルLexと呼んできた糖鎖の少なくとも一部が6-硫酸化シアリルLexである事を見出し,その分布,分子種および合成酵素について検討した。そのために,一連のvariant型およびclassic型抗シアリルLex抗体,抗6-硫酸化シアリルLex抗体G152,アシアロ型の6-硫酸化Lexに対する抗体,internal fucose抗原を認識するVIM-2,ACFH-18等を適宜交えて,ヒト末梢白血球における抗原発現をフローサイトメトリーにて解析した。その結果,ヘルパーメモリーT細胞は,classic型抗シアリルLex抗体FH-6,SNH-3とほとんど反応せず,CSLEX-1とわずかに反応し,variant型の抗シアリルLex抗体2H5,2F3,HECA-452と良く反応する事が判明した。また,6-硫酸化シアリルLex特異抗体G152がヘルパーメモリーT細胞と反応する事が判明し,従来シアリルLex-variantとされていたものの少なくとも一部が,6-硫酸化シアリルLexであると考えられた。6-硫酸化シアリルLexはヘルパーメモリーT細胞以外に,好中球の一部,単球,NK細胞に分布していた。
研究制度: 経常研究

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