研課題
J-GLOBAL ID:200904094961659799  研究課題コード:0550032270 更新日:2005年11月25日

動脈硬化進展における糖化低比重リポ蛋白と免疫機構との相互関係の解明

実施期間:2005 - 2007
研究概要:
主にアテローム変性と言われる病変から成る動脈硬化巣には、多量の酸化・変性した低比重リポ蛋白(酸化LDL)由来のコレステロールが蓄積していると同時に脂質を多量に取り込んで泡沫化した炎症細胞の一種であるマクロファージも集族している。したがって、増脈硬化巣における酸化LDLとマクロファージとの相互関係は動脈硬化の進展に重要な因子として認識されており、動脈硬化巣においてはマクロファージ、リンパ球および炎症性サイトカインが引き起こす慢性的な炎症反応が生じていると推察される。しかし、動脈硬化における免疫反応、特に炎症性細胞とサイトカインとの相互関係については不明な点が多い。また、糖尿病は慢性的な高血糖を特徴とする主要な糖代謝異常疾患であるのみならず、種々の合併症(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、心筋梗塞等)を引き起こす。これらの主原因は血管障害であり、血管障害の多くは動脈硬化によると推定される。したがって、糖尿病と動脈硬化の相互関係を解明することは、糖尿病における合併症の予防や治療に重要である。本研究においては、これらの動脈硬化症進展における低比重リポ蛋白の免疫学的機構について、糖尿病をターゲットとした変性(酸化・糖化)リポ蛋白と種々のサイトカインとの相互関係を解明することを目的とする。

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