研課題
J-GLOBAL ID:200904095384925790  研究課題コード:6000000513 更新日:2007年05月09日

低質量X線連星系の放射過程の研究

実施期間:0 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (2件):
研究分野 (1件): その他
研究概要:
低質量X線連星は,磁場の弱い中性子星もしくはブラックホールと,晩期型星(低質量星)との近接連星系である.伴星からの質量降着によってX線を放射しており,銀河系内では,最も明るい部類のX線天体である.低質量X線連星では,ディップと呼ばれるX線光度の一時的な減少が見られることがあり,放射機構を探る重要な手がかりになる.X線連星EXO0748-673のデータを解析したところ,ディップに伴うエネルギースペクトルの変化には降着円盤の光電離が強く影響していることが判明した.従来,中性子星本体よりも何桁も広がった輻射域を仮定し,その部分吸収で説明されて来たスペクトル変動が,実は光電離したプラズマによる吸収だった可能性が高い.また,X線バーストによる光電離の一時的な増加について調べたところ,軟X線領域では光電離度の時間変化がバーストプロファイルに大きな影響を与えていることが判明した.今後,低質量X線連星からのX線放射の解析には,光電離の影響を考慮することが不可欠と考えられる.
研究制度: -

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