研課題
J-GLOBAL ID:200904095760348066  研究課題コード:0250002553 更新日:2004年01月19日

生体運動と生殖

Biological motion and reproduction
実施期間:2000 - 2001
研究概要:
1. 哺乳類精子の運動と代謝活性の調節機構についてマウスを用いて調べた。精子の運動はCa2+によって長期間活性化が維持された。これは重炭酸イオンを引き金としたタンパク質リン酸化による運動活性制御とは別の,Ca2+によるミトコンドリア活性の制御が運動の維持に必須であることを示している。2. マウスの雄の生殖機能における過重力の影響を遠心飼育機を用いて研究している.本年度は過重力環境下での長期間飼育を行った。マウスの成長は出生後しばらくは地上コントロール群と比較して遅いが,期間飼育によって差が縮まることがわかった。3. ニハイチュウ滴虫型幼生の重力走性は体の側面に密生する繊毛運動に密接に関係している。そこで幼生を顕微鏡下で固定し,姿勢を変えつつ繊毛運動を高速度ビデオで撮影して解析した。その結果,繊毛運動振動数は局所的に異なり,さらに姿勢によって変化することを見出した。4. 広塩性魚であるテラピアの精子の浸透圧適応性を調べた結果,淡水適応したテラピアの精子は放精時の浸透圧刺激を細胞内Ca2+の変化に変えることによって,また海水適応したテラピアでは海水中のCa2+を取り込むことによって運動を活性化することが明確になった。
研究制度: 経常研究
研究所管省庁:
文部科学省

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