研課題
J-GLOBAL ID:200904095878575326  研究課題コード:0550029999 更新日:2005年10月27日

被子植物の初期進化

Early diversification of Angiosperms
実施期間:1990 - 0
実施機関 (1件):
実施研究者(所属機関) (1件):
研究概要:
近年,分岐分類学の発展や分子系統学による研究成果によって,被子植物の起源と初期進化に関する研究は、急速に展開しつつある。これまで、動物化石に比べて、被子植物の初期進化の解明につながる植物化石は少ないと言われてきた。ところが、白亜紀に急激な炭化作用を受け、その後、特殊な堆積条件下におかれることによって、白亜紀の保存性の良い被子植物群の果実、種子、花の小型植物化石が残っていることが分かってきた。この結果,被子植物の起源と初期進化に関する研究は、さらに飛躍的な段階に入った。これらの研究成果により、約1億3千万年前に出現した被子植物が、後期白亜紀に初期進化をとげて、被子植物の基幹分類群が出現したことが具体的に明らかにされつつある。 日本での小型植物化石の研究は、全くの未開発の分野であったが、申請者らによるこれまでの研究によって、保存状態が良好な花化石などの小型化石を多量に含んでいる8900万年前の地層が存在していることを明らかにしてきた。(Takahashi et al., 1999a,1999b)。これまでに明らかにされた日本における白亜紀の小型植物化石によって、白亜紀の年代に地球上の陸上植生を構成していた被子植物基幹群の具体的な姿が明らかにされ,被子植物基幹群の初期進化のプロセスを解明する先駆的で重要な研究が開始された。

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