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J-GLOBAL ID：201002200022351747   整理番号：10A0296379

マグネシウム合金の引張曲げ成形におけるマルチスケール変形挙動

著者 (1件)： 浜孝之 (京大 大学院エネルギー科学研究科)
資料名： 天田金属加工機械技術振興財団研究概要報告書・国際交流報告書
号： 22  ページ： 162-167  発行年： 2010年03月 
JST資料番号： J0694A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 六方最密構造を有するMg合金は常温での成形性が著しく低いため,プレス加工の適用が進んでいない。プレス加工では,離型後に生じるスプリングバック(SB)が大きな技術課題である。本研究では,AZ31B合金板の冷温間引張曲げ成形を行い,マルチスケール的視点からSB特性を検討した。ブランクホルダ力(BHF)と成形温度をパラメータとして実験を行い,SBに及ぼす影響を調べた。SB量の減少にはBHFよりも温度の上昇の方が効率的であった。温度の上昇に伴って,流動応力の低下,縦壁部における逆曲げ変形の発生,再結晶の発生などが複合的に作用した。数値解析によるSBの定量的な予測では,ヤング率の温度変化を考慮する必要がある。また,双晶の活動に起因して板の裏表で成形性が大きく異なった。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  ASTM規格 ,  冷間加工 ,  *成形性 ,  曲げ加工 ,  プレス加工 ,  スプリングバック ,  拘束装置 ,  圧力 ,  温度依存性 ,  流れ応力 ,  再結晶 ,  Young率 ,  双晶 ,  応力歪曲線 ,  応力歪特性 ,  金属組織 ,  変形組織
準シソーラス用語： AZ31B ,  ブランクホルダ ,  拘束圧 ,  ミクロ組織【金属組織】

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (21件)：

• The Japan Society for technology of Plasticity: Magnesium processing technology,(2004), Corona Publishing Co., Ltd..(in Japanese)
• B. L. Mordike, and T. Ebert, “Magnesium Properties-applications-potential”, Materials Science and Engineering A, 302(2001), 37-45.
• Y. Chino, T. Furuta, M. Hakamada, and M. Mabuchi, “Fatigue behavior of AZ31 magnesium alloy produced by solid-state recycling”, Journal of Materials Research, 41(2006), 3229-3232.
• H. J. Kim, S. C. Choi, K. T. Lee, and H. Y. Kim, “Experimental determination of forming limit diagram and springback charecteristics of AZ31B Mg alloy sheets at elevated temperatures”, Materials Transactions, 49-5(2008), 1112-1119.
• Y. Chino and M. Mabuchi, “Plastic forming of Magnesium alloys”, Journal of Japan Institute of Light Metals, 51-10(2001), 498-502.(in Japanese)

タイトルに関連する用語 (5件)： マグネシウム合金 ,  引張 ,  曲げ成形 ,  マルチスケール ,  変形挙動