文献
J-GLOBAL ID:201002200118458364   整理番号:10A0066285

等価回路から見た非接触電力伝送の磁界結合と電界結合に関する研究 -共振時の電磁界結合を利用したワイヤレス電力伝送-

Study of Magnetic and Electric Coupling for Contactless Power Transfer Using Equivalent Circuits -Wireless Power Transfer via Electromagnetic Coupling at Resonance-
著者 (4件):
資料名:
巻: 130  号:ページ: 84-92 (J-STAGE)  発行年: 2010年 
JST資料番号: X0451A  ISSN: 0913-6339  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,ワイヤレス電力伝送に注目が集まっている。常にワイヤレスで電力を自由に使用できるようになれば,至る所でコンセントに繋がずに電気製品を使えることになり,電力のユビキタス化,つまり,ユビキタスエネルギー社会が実現する。そんな中,電磁共鳴技術として2mで45-50%,lm以下においては効率90%以上の効率を得られるワイヤレス電力伝送技術が2006年に発表された。これにより,ユビキタスエネルギー社会の実現の道が拓かれたと言つても過言ではない。しかし,この現象自体の説明は丁寧にされているものの,理論的背景が明かでなく,電気工学としてみた場合,アンテナ設計や回路設計を必要とするため,電気回路やアンテナ工学からの解釈を必要とされている。この電磁共鳴現象を,電気工学的に見ると,共振時における電磁界結合,電磁界共振結合と考えられる。この電磁界結合には磁界結合と電界結合の2種類がある。磁界結合は送信アンテナと受信アンテナが磁界で結合し,電界結合は送信アンテナと受信アンテナが電界で結合する現象であり,共振状態で電磁界の結合を行なうことにより電力伝送が実現する。そこで,本稿では,この電磁共鳴現象を等価回路により説明しようとした。そして,共振における電磁界結合の電力伝送を等価回路で示し,効率計算を行い,高効率の電力伝送が出来ていることを確認した。送信アンテナと受信アンテナギャップが小さい時には,ピークとなる共振周波数が2つとなる。そして,ギヤップが大きくなると2つのビークが1つになる。ピークが2つの時,ピークとなる共振周波数は変化するが,最大効率は一定である。しかし,ピークが1つになると効率が悪化する。すなわち,2つのビークが1つになる範囲内であれば,ギャップの大小,つまり,結合の強弱が違っても,効率は変わらず,ほぼ一定であることを確認した。ギヤッブを離して共振周波数が1つになると,結合が非常に弱くなり,かつ,効率も急激に悪化する。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
送電 
引用文献 (13件):
もっと見る

前のページに戻る