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J-GLOBAL ID：201002200178639350   整理番号：10A1069446

視覚色素キナーゼの阻害は桿体よりも錐体で高い

Larger inhibition of visual pigment kinase in cones than in rods

著者 (3件)： ARINOBU Daisuke (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TACHIBANAKI Shuji (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KAWAMURA Satoru (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 115  号： 1  ページ： 259-268  発行年： 2010年10月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： コイの桿体と錐体を用いて,桿体におけるS-モジュリンによるG蛋白質共役受容体キナーゼ(GRK)1阻害及び錐体におけるビシニンによるGRK7阻害を比較した。桿体外節におけるビシニンの濃度はS-モジュリンの濃度に比して20倍高かった。暗状態のCa²⁺濃度でGRKに対するin situCa²⁺依存性阻害は桿体よりも錐体の方が2.5倍高いと推察された。既報の結果ではGRK活性が錐体よりも錐体で100倍高いことから,GRK活性に対するCa²⁺依存性阻害範囲は100倍広いことになる。S-モジュリンとビシニンは細胞特異的様式で発現するが,光受容体GRKに対するこれら蛋白質の阻害作用は区別することができなかった。S-モジュリンとビシニンのアミノ酸配列相同性は70%以下であったが,GRK1とGRK7に対する両者の作用は極めて類似し,GRK1とGRK7のN末端ペプチドに対する結合も両者同様であった。

シソーラス用語： コイ ,  *桿体 ,  *錐体 ,  カルシウム化合物 ,  金属イオン ,  カルシウム結合タンパク質 ,  タンパク質 ,  *セリン/トレオニンキナーゼ ,  酵素阻害 ,  分子間相互作用 ,  リン酸化 ,  *GRK7 ,  カルシウムイオン ,  リカバリン ,  Gタンパク質共役型受容体キナーゼ
準シソーラス用語： *GRK1 ,  G蛋白質共役受容体キナーゼ ,  S-モジュリン ,  ビシニン

分類 (2件)： 酵素生理  (EJ02020P) ,  視覚  (EJ13020B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 視覚色素 ,  キナーゼ ,  阻害 ,  桿体 ,  錐体