文献
J-GLOBAL ID:201002200349525684   整理番号:10A0253911

植物フォルミン:多様なイソ型と特異な分子機構

Plant formins: Diverse isoforms and unique molecular mechanism
著者 (2件):
資料名:
巻: 1803  号:ページ: 201-206  発行年: 2010年02月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
モデル植物Arabidopsis thaliana由来の完全なゲノムは,20以上のイソ型からなるフォルミン様配列の多様な多重遺伝子ファミリーの存在を明らかにする。本レビューにおいて,アクチン核形成因子のこのファミリーの生化学的,細胞生物学的及び逆遺伝学的分析からの最近の発見に焦点を当てた。細胞機能の理解における重要な発展は,細胞質分裂及び細胞膨張時の植物フォルミンに対する主要な役割を示唆した。植物フォルミンのサブセットに関する生化学的研究は,哺乳類及び酵母系の外側の分子機構を調べる必要を強調した。特に,アクチン動態に対する溶液に基づいたアッセイと,TIRFMによるコマ撮り単一フィラメントイメージングとの組合せは,真核生物における初めての非前進性フォルミン(AtFH1)に対する証拠を提供した。これらの進歩にもかかわらず,植物フォルミンの活性と細胞機能の共通の観点を作ることは依然として困難である。フォルミン特性の要約に対する制約の一つは,植物フォルミン間のドメイン構成における著しい変異性と関係する。FH1及びFH2の外部の保存ドメインに依存するホモロジーに基づく予測の作成は,植物フォルミンに対しては実質的に不可能であると思われる。第二の主要な欠点は,生きた植物細胞内の個々のアクチンフィラメントの動態を調べる容易な技術の欠如である。この制約が,特別なフォルミンの生化学的特性化とその特異的細胞機能との間のギャップを橋掛けすることを極めて困難にする。しかしながら,適切な蛍光マーカー及び新規蛍光イメージング技術のエンジニアリングにおける最近の技術的進歩が,やがて重要なアクチンフィラメント動態の直接的可視化を可能にする見込みがある。コケPhyscomitrella patensなどの,in vivoでアクチン細胞骨格の研究に対する他のモデル系の出現がまた,植物フォルミンの理解を深めると思われる。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
蛋白質・ペプチド一般  ,  植物の生化学 
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る