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J-GLOBAL ID：201002200604127345   整理番号：10A0587615

過酸化物架橋エチレンプロピレンゴムの残存過酸化物による劣化機構の解析

Degradation Mechanism of Peroxide-crosslinked EPDMs by Residual Peroxide

著者 (2件)： 仲山和海 (化学物質評価研究機構) ,  大武義人 (化学物質評価研究機構)
資料名： 日本ゴム協会誌  (Journal of the Society of Rubber Science and Technology, Japan)
巻： 83  号： 3  ページ： 65-70  発行年： 2010年03月15日 
JST資料番号： G0157A  ISSN： 0029-022X  CODEN： NGOKAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 顕微FTIR,高分解能固体¹³C-NMR及びGPCを用いて,ジクミルペルオキシド(DCP)架橋したEPDMの熱劣化処理前後の化学構造を調べて,残存DCPの誘引する劣化機構を解析した。DCP架橋EPDMの熱劣化はカルボニル,カルボキシ及びヒドロキシ基の生成,エチリデンノルボルネンのC=C結合の消失及び分子鎖切断反応を伴いながら進行することが分かった。熱,光などの劣化因子が刺激になって残留DCPはペルオキシドの生成を促進し,その後のラジカル生成,主鎖切断,酸化などの劣化反応を生じさせると考察した。

シソーラス用語： *EPDM ,  架橋【高分子】 ,  過酸化物 ,  *熱劣化 ,  機構 ,  構造解析 ,  分子構造 ,  残留物 ,  炭素13NMR ,  赤外吸収スペクトル
準シソーラス用語： 劣化機構 ,  化学構造 ,  FTIRスペクトル

分類 (2件)： 高分子の分解,劣化  (CG03010A) ,  抵抗性  (YH02050K)

物質索引 (1件)： ジクミルペルオキシド

引用文献 (7件)：

• 1) Nakayama, K.; Watanabe, T.; Ohtake, Y.: Nippon Gomu Kyokaishi, 80, 165 (2007)
• 2) Loan, L. D.: Rubber Chem. Technol., 40, 149 (1967)
• 3) Dluzneski, P. R.: Rubber Chem. Technol., 74, 451 (2001)
• 4) Lazár, M.; Hrčková, L’.; Borsig, E.; Marcinčin, A.; Reichelt, N.; Rätzsch, M.: J. Appl. Polym. Sci., 78, 886 (2000)
• 5) Palmas, P.; Le Champion, L.; Bourgeoisat, C.; Martel, L.: Polymer, 42, 7675 (2001)

タイトルに関連する用語 (5件)： 過酸化物 ,  架橋 ,  エチレンプロピレンゴム ,  残存 ,  解析